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くにびき農産物産直コーナーの新規会員研修会を開催

 くにびき農産物直売コーナー出荷者協議会(会員1260名)は、JAしまねくにびき地区本部の直営3店とインショップ8店、合計11店舗で産直販売高6億3000万(H30年度)を上げています。農業普及部としては産直GAPの推進など、多様な担い手の確保・育成の一端を担う場として支援を行っています。
今回の研修会には新規会員15名が参加し、JAから協議会の概要等の説明があった後、普及部からポジティブリスト制度や生産履歴の必要性、野菜・果樹栽培等を行うにあたって理解しておくべき農薬関連事項、美味しまね認証について解説しました。
参加者からは、具体的な作物名を挙げながら農薬の使用方法などについて質問が出ました。また、その場で登録内容やRACコードを調べる等、生産者の意欲の高さが窺えました。
なお、農業普及部としては、様々な機会をとらえて農薬使用に関して正確な情報を提供し、生産者自身の安全は勿論、生産物の安全性・信頼度をさらに高めて有利販売に繋げていくとともに、産直会員の更なるレベルアップを図りたいと考えています。
特にGAPについては、実施したアンケート結果より、参加者の約半数が取り組みたいと考えていることが分かりました。今後多くの生産者に取り組んでもらえるよう、関係機関と連携しながら啓発活動を実施していきます。

研修風景

 【研修会の様子】

松江市和牛改良組合で研修会を開催しました

 12月3日(火)に松江市和牛改良組合員に対して研修会を開催し、農家18名と関係機関4名の計22名が参加しました。研修会は二部構成で実施し、第一部では松江普及部から分娩や哺育管理の基礎知識を、家畜衛生部からは昨年度の研修会で問合せの多かった子牛の下痢対策を講義しました。第二部では若手農家の育成と管内農家の飼養管理技術向上のために、若手農家2名に壇上に上がってもらい、分娩前後の親牛の管理方法や哺乳の工夫、大きな子牛に育てるための工夫等をパネルディスカッション形式で発表してもらいました。

 本改良組合では初めての試みということもあって、開始直後はパネラーにも司会者の私にも少し緊張がありました。パネラーには自身の飼養管理状況を説明できるよう準備してもらったため、日頃の工夫をわかりやすく伝えられることができました。管内トップレベルの繁殖成績を誇る農家の工夫を聴ける機会とあって、会場からは質問が飛び交いました。また他の農家の参考になるよう、自身の失敗事例を報告する農家も見られました。

終了後には、とても良い研修会だった、改良組合の別の研修会でもお願いしたい等の好意的な反応を多くいただきました。本取組みによって、パネラーである若手農家が自身の取組みを論理的に話すこと、他の生産者から認められて自信に繋げることが出来たと感じています。

 普及部としては、今後も関係機関と連携して若手農家の育成や管内全体の飼養管理技術向上に繋がる研修会を開催していく考えです。

パネルディスカッション

 【パネルディスカッションの様子】

 



お問い合わせ先

東部農林水産振興センター

島根県東部農林水産振興センター 
  〒690-0011 島根県松江市東津田町1741-1
  TEL: 0852-32-5638/FAX: 0852-32-5643
  e-mail: tobu-noshin@pref.shimane.lg.jp

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  安来農業部(島根県安来市穂日島町303)
  松江家畜衛生部(島根県松江市東出雲町錦浜474-2)
  出雲家畜衛生部(島根県出雲市神西沖町918-4)
  雲南事務所(島根県雲南市木次町里方531-1)
  出雲事務所(島根県出雲市大津町1139)