フレッシュあぐりセミナー(農業士・若手農業者等合同視察研修会)を開催

 11月21日、松江市農業士会と若手農業者等の合同視察研修会を開催しました。

 今回は、「農業の法人化」をテーマに鳥取県西部(境港市、南部町)の3法人を視察し、いずれも鳥取県の特産物である白ねぎを経営に組み込んだ先進事例について学びながら交流しました。

 

 

 

 今年度で6回目となる本セミナーは、管内の農業士と若手農業者の資質向上と交流を深めることとを目的として、松江地域農業再生協議会担い手部会が企画運営しています。

 今回は、農業士4名、雇用就農者5名含む新規就農者10名(うち県立農林大学校OB5名)、関係機関6名と総勢20名が参加しました。

 当日は、「農業の法人化」を学ぶため、鳥取県中海干拓地の野菜大規模経営農業法人、境港市の白ねぎ専作農業法人、及び今春農事組合法人から株式会社に移行した南部町の集落営農法人を視察しました。

 境港市の事例は、家族経営を株式会社化して9haの白ねぎ専作経営を行い、32歳の社長は、後継者育成に積極的に関わり、市の農業委員でもありました。法人化については、新たな経費も発生するが、家族が厚生年金に加入できて安心して働けること、従業員の自覚が高まったことをアドバイスいただきました。

 南部町の事例では、30歳の息子さんが社長を後継し、100年続く企業を目指して従事分量配当でなく、他産業並みの給与制で若い人材を育成している話を、農事組合法人時の代表(現社長の父であり、現指導農業士)からお聞きしました。

 視察参加者は、松江市とは中海を挟んで、いずれも車で1時間弱で行けるところに、このような先進的な考えで農業に取り組んでいる人たちがいることに感心するとともに、何か参考にできないか盛んに質問をしていました。

 普及部としても関係機関と協力して、県立農林大学校OB等の新規就農者と地元の大先輩である農業士が一緒に訪問する機会を今後企画していくこととしています。

 

白ねぎ専作農業法人訪問の様子

【白ねぎ専作農業法人訪問】

 

集落営農型株式会社訪問の様子

【集落営農型株式会社訪問】

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