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「第4回しまねいきいき雇用賞」受賞企業のその後

従業員20人未満の企業等の部門

  • エステサロンPURLY(出雲市:エステティック業)

 労働可能な時間での雇用契約制度の導入など、多様な働き方による雇用促進で第4回「しまねいきいき雇用賞」に輝きました。受賞から半年が経った今も、年次有給休暇の完全取得は継続中とのことです。

 入社7年目のスタッフSさんにお話を伺いました。お客様を第一に考える風土に共感し、入店を決めたとのこと。職場では、業務だけでなく家庭のことなども日頃からコミュニケーションが取れており、「お互い様」でフォローし合っているそうです。

 同社の原代表は「お客様の幸せと、働く仲間の幸せの両方を応援できる人に、一緒に働いてもらっています」と語っておられました。

エステサロンPurly職場写真(1/2) エステサロンPurly職場写真(2/2)

 


 

  • 有限会社高浜印刷(松江市:総合印刷業)

 同社は、職場環境改善のための「改善マラソン」や、ワーク・ライフ・バランス実現に向けた支援制度などの取り組みで第4回「しまねいきいき雇用賞」を受賞しました。職場に根付いた改善活動により、今日でも同社のオフィスは整然と管理されています。

 制作部門と営業部門を経験してきたHさん。「ものづくりに関わることが自己実現につながっていると感じており、資格取得など新しいチャレンジも行っています。また、当社には子育て世代の社員が多く、育児と仕事を両立しながら働き続けることが自然な働き方になりつつあります」と、前向きな思いをお話しいただきました。

高浜印刷職場写真(1/2) 高浜印刷職場写真(2/2)

 

 

 

従業員20人以上の企業等の部門

  • 社会福祉法人隠岐共生学園(隠岐の島町・特別養護老人ホーム等の運営)

 隠岐の島町内の事業所に勤務する職員の方にお話を聞きました。栄養管理された出来たての食事が提供される職員食堂は、健康面だけでなく職員どうしのコミュニケーションの場になると好評。仕事の面では、「共生(ともいき)」の理念のもと利用者や地域の方と充実した関係を築くことができ、やりがいを感じているとのことです。

 また、仕事と子育ての両立を支援する取り組みも進められていました。モデルケースとして、同法人では初めて男性職員が育児休業を取得。若い世代が不安なく子供を産み育てられる環境を目指して、世代や性別を超えて理解・協力しあえる職場環境づくりが進められています。

隠岐共生学園職場写真(1/2) 隠岐共生学園職場写真(2/2)

 


 

  • 株式会社中筋組(出雲市・総合建設業)

 同社では、「働き方改革関連法」の成立に先んじて、働き方改革を推進してこられました。これまでの2年間の取り組みで、月3回のノー残業デーや第2・第4土曜日の完全休工などの取り組みが定着しつつあり、休暇の取得率も高まっているようです。

 働く人たちの声を聞いてみました。若手の技術者の方は、過酷な建設現場というイメージが払しょくされ、適度なリフレッシュをしながら日々の仕事に精力的に打ち込んでいるとのこと。また、子育て中の社員は、時間単位で申請できる有休休暇や短時間勤務制度を活用して、子どもとの時間を確保しているといいます。

 これから働き始める若者や、育児や介護などライフステージに応じた課題を抱えた社員など、幅広いニーズを持つ社員がともに働き続けられるよう、工夫をこらした改革が実行されているようです。

中筋組職場写真(1/2) 中筋組職場写真(2/2)

 


 

  • 株式会社バイタルリード(出雲市:建設コンサルタント、システム開発)

 「社員が家族とともに幸せに過ごせる働き方を可能とする」というビジョンのもと、社員のキャリアアップに関する様々な支援制度の整備により「しまねいきいき雇用賞」を受賞しました。

 県外からIターンで同社に就職したFさんは、コンサルティングの仕事に携わっています。答えのない課題に対して、利用者目線での提案を行うのがこだわりです。キャリアアップのため、会社に費用を負担してもらいながら大学の博士課程を修了しました。通常業務との両立に苦しんだ時期もあったといいますが、大学で得た知見や人脈は、今でも仕事の役に立っているそうです。

バイタルリード職場写真(1/2) バイタルリード職場写真(2/2)

 


 

  • ホシザキ株式会社島根工場(雲南市:フードサービス機器製造・販売)

 島根工場では、同社の中核的な生産拠点として、積極的な業務改善や年次有給休暇の取得推進など、雇用に関する様々な取り組みが実施されています。

 近年、女性の活躍推進に力を入れているというホシザキ株式会社。工場では、女性が働く姿も見られました。かつては男性職場で力仕事も多かったとのことですが、女性社員が増えてきてからは、現場の声を取り入れて男女ともに働きやすい職場への改善が進んできたようです。

 また、採用から退職までカリキュラムが組まれている階層別研修や社内での勉強会・報告会の開催など、人材育成の制度も充実。IoT(モノのインターネット)等の最新技術の研究や語学研修など、社員の希望に応じてキャリアアップが可能であるといいます。

 これらの取り組みの成果もあってか、同社では自己都合退職の比率がとても低い水準で維持されているとのことでした。

ホシザキ職場写真1/2 ホシザキ職場写真2/2

 


 

  • リコージャパン株式会社販売事業本部島根支社(松江市:事務機器卸売業)

 同事業所では、平成19年から「フレッシュアップデー」として週2回、パソコンのネットワークが自動で切断されるノー残業デーを実施しています。年次有給休暇の取得にも目標を定めて取り組んでおり、平成30年度からは時間単位で取得できる制度も全社員対象に導入されました。

 また、同社では地元で働きたい社員の希望に応じられるよう、「ふるさと人事制度」を運用しています。全国展開をしている企業でありながら、島根支社の従業員の多くは地元出身者であり、支社での採用も行っています。

 昨年の4月に島根支社で採用された営業職の新入社員の方は、「人の良さ、優しさが島根支社の魅力。若手でも休暇が取りやすく、働きやすい環境が整っています。お客様に喜んでもらえると自分も嬉しい気持ちになれるので、やりがいを感じます」と話しておられました。

リコー島根職場写真1/2 リコー島根職場写真2/2

 


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雇用政策課

〒690-8501
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島根県商工労働部雇用政策課
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