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県議会答弁:令和5年9月定例会(吉田議員質問分)令和5年9月19日

(議員質問)

 全国ではAIの進化も取り入れながら通信制高校への人気が高まっている、と聞く。全国の通信制高校が魅力的なPRを進め、都道府県を越えた生徒の獲得競争が行われることも予想されるが、それに対して本県の高校はどう対応していくのか、伺う。

 

(教育長答弁)

 全国の通信制高校に在籍する生徒の数は、ここ数年増加傾向にあり、文部科学省の調べによると、令和4年度の在籍者数は、24万人弱となっており、5年前と比べて、およそ5万5千人増加しています。
全国的には、広範囲で生徒募集を行う私立の通信制高校の人気が高まっていると聞いております。先日行われた会議で私が、他県の教育長から伺った話によると、中学生が県外の広域通信制高校へ多く進学してしまい、地元の公立通信制高校に入学する生徒が減少している状況がある、とのことでした。
それに対して、本県の宍道高校・浜田高校の通信制課程においては、県内他校から転校してくる生徒や高校を中途退学した後、通信制で新たな学びを行う生徒の数が増加しており、ここ数年は特に、中学校卒業後すぐ入学する新入学生の数が増加している傾向にあり、令和元年度の2校の在籍者数はあわせて1404人であったのが、今年度は1594人と、13.5%、190人増加しております。

これは、両校が、学校に通って対面の授業を受けるスクーリングの時間をしっかりと確保し、広域通信制高校では得られない個に応じた指導を行うことによって、県内の通信制での学びを志向する子どもたち一人ひとりに寄り添った教育が行われているという証ではないかと思います。
今後、県内においても広域通信制高校への入学者数が増えることも考えられますが、宍道高校・浜田高校においては、引き続き、これまでのような生徒一人ひとりの状況に応じたきめ細かな教育を行ってまいります。

 


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