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県議会答弁:令和4年2月定例会(岩田議員質問分)令和4年3月1日

(議員質問)

 教育分野でのメタバースの活用やそれに取り組む企業との連携について所見を伺う。

 

(教育長答弁)

 子どもたちが生きていく社会はメタバースの世界、仮想空間ではありません。現実の社会の中でコミュニケーションをする力を育てていく必要があります。こうした能力は、人との関わりの中で培われるものであり、学校教育においても、実体験を通じてコミュニケーション能力を育てていく必要があると考えております。

 議員のお取り上げになった事例を申し上げれば、特別支援学校でのICT活用の例として、外部の人とコミュニケーションを取ることができるよう学校紹介や他校との交流などでネット環境を使って関わりを持ったり、県立大学等と連携して、例えばロボットを使ってアクアスとつなぎ、遠隔で自分が行ったかのように操作するなど、人とコミュニケーションが取りづらい、体験しづらい児童生徒にとって、仮想空間ではなく、現実の社会の中で、有効なツールとして活用する取組を進めております。

 このため、現状では、教育分野でのメタバースの活用や企業との連携を島根から進めていく考えはございませんが、議員からご紹介のあったように、メタバースを活用すれば、これまでにない教育環境が考えられますので、今後、様々な機関や研究者によって技術や利用環境もですが、それだけでなく、子どもたちが仮想空間に落ち込んでしまって戻れなくならない様な研究も進むことを期待したいと思います。

 


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