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角議員(民主県民)

 

(問)選択制高校のあり方について

1.宍道高校の特色と、これまでの定時制・通信制の学校との違いを伺う。

2.不登校の子どもたちの高校教育を支援しているNPO法人の現状を伺う。

 

(答)教育長

1.まず、開校いたします島根県立宍道高等学校の特色についてお答えします。

 この四月開校する宍道高校は、県内初の学習時間の選択制の高校として、午前部・午後部・夜間部3部の定時制と通信制を併置します。

 一人一人が自分自身の興味・関心、進路などに応じた学習計画に基づきまして多様な科目から選択し、必要な単位を修得することで卒業できるという単位制でございます。このことによりまして、学年制にない柔軟で弾力的な科目選択が可能となります。

 また、本来、自らが所属する学習時間のコースと異なる時間帯の科目を選択したり、定時制と通信制の科目を互いに選択したり、互換性を持たせることにことにより、通常四年間で卒業するのが定時制の一般の場合でありますが、そこを三年間で卒業することが可能となります。

 さらに、義務教育段階の学び直しができる科目や地域について学ぶことができる科目、ガーデニングが体験できる科目など、生徒の興味・関心に応じた多様な学校設定科目を開講いたしまして、様々な学習ニーズに対応することとしています。

 これまでの定時制と通信制については、全日制と施設を共用しておりまして、教室、体育館の使用について多くの制約がありましたが、独立した施設・設備を持つことによりまして、より充実した教育内容を提供できるものとなります。

 今年度の志願状況を見ますと、定時制の午前部が県内最高の一.五三倍という倍率でございます。生徒、保護者の期待の高さが伺われます。その期待に応えるとともに、宍道高校が地域に根ざした学校になるよう、学校づくりに取り組みたいと考えております。

 

2.次に、不登校の高校生を支援するNPO法人の現状についてであります。

現在、把握しておりますところでは、不登校の高校生を支援する団体は、NPO法人で2団体、民間施設3団体の5団体を把握しております。

 これらの団体は、公的な機関であります教育支援センター、これは十一の市町に十二の施設が設置されておりますが、これが行います行政が関わった支援等と補完関係をもちながら活動してもらっております。

 そうした施設では、不登校生徒に対して、教科の復習やレポートの作成などの学習支援、将来の進路や心の悩みなどの相談などを行っております。

 こうした支援や相談を受けている生徒は、合計で約百名でございます。

 今後、NPOや民間施設等と引き続き情報の共有を積極的に行いながら、不登校生徒への適切な対応を行ってまいりたいと考えております。

 


 

(問)自転車の安全運転の取組について

1.小・中学校や高校での若い人たちへの安全運転指導はどうしているのか伺う。

 

(答)教育長

1.次に、生徒の自転車の安全運転指導についてであります。

 小・中・高校生は、自転車を日常生活で使っております。特に、中・高校生は自転車通学をしている割合が高い状況にあります。登校時に、かなりのスピードを出して自転車を運転しているのをよく見かけますので、交差点などでは、自らが加害者やあるいは被害者になったりすることが危惧されます。生徒に対しての適切な交通ルールやマナーについての指導が必要だと考えております。

 日頃から、こうした自転車の交通安全指導については、警察からの指導を中心としたところの交通安全教室や、実際の登下校の際の警察等と連携しての街頭の指導、また、JA共済連から寄贈を受けましたDVDを使いまして、危険を予測する判断力や責任の重さについて、生徒自身が身に付けていくような取組などを行っております。

今後とも、こうした取組を行ってまいりたいと考えております。


お問い合わせ先

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〒690-8502 島根県松江市殿町1番地(県庁分庁舎)
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