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小沢議員(自民)

 

(問)外国人参政権問題について

1.永住外国人の地方参政権について、教育的見地からの所見を伺う。

 

(答)教育委員長

1.永住外国人の地方参政権問題は、憲法の基本原則である国民主権や基本的人権の尊重に関わる大変重要な問題であると認識しております。

 現在のように政党間で主張が分かれ、大きな政治問題になっている状況では、教育現場においては、小沢議員ご指摘の懸念も含めて賛否両論あることを客観的に紹介し、多様な見方があることを教える必要があると思います。

 委員長としての答弁はこのとおりとなりますが、私個人の見解としましては他にございますので、あえてお断りをした上で、私見のほんの一端を披露したいと思います。

 参政権は、国民主権に関わる重要な権利ですから、我が国に限らずアメリカをはじめ未だ多くの国が国籍の取得を要件としています。

 このことに関して、地方参政権については国籍までは要件とせず住民であれば足りるという主張、また意見があることも承知しております。

 また、永住外国人の方々が社会の構成員として勤労や納税の義務を果たし、国家や地域の発展に寄与いただいていることもまた事実であります。

 そういう方々の日本の国籍取得に向けた手続きなどに何か問題があるならば、立法的に検討する必要もあるのではないかと考えています。

 


 

(問)夫婦別姓問題について

1.夫婦別姓問題について、教育的見地からの所見を伺う。

 

(答)教育委員長

1.夫婦別姓問題につきましても賛成、反対それぞれの主張が繰り広げられている政治問題ですので、教育の現場では、賛否両論あることを客観的に紹介し、多様な見方があることを教える必要があると思います。

 そこで、この問題に関しても私の個人的な意見とお断りをして、考えの一端を披露したいと思います。

 結婚し夫婦になるということは、共に人生を歩むかけがえのない存在として相手を愛し、敬い、子どもや親などと家庭・家族を形成し、養育や扶養の義務を負っていくということであり、人生にとって、とても重大な決意を伴う行為です。

 私は、結婚を機に同一の姓を名乗るということは、夫婦として共に生きていく決意を新たにするという積極的な意味があると思っています。

 また、家庭、家という社会を構成する最小単位の集団の中で、家族が絆を強め、深めることは、健全な社会を形成する上で、その基本になるものだと思っております。

 そのような観点からしても、同一の姓のもとで子を育て家族愛を育むことは、それ自体にとても大きな意味があり、重要で大切なことだと考えています。

 


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