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池田議員(自民)

 

(問)学校における木材の利用について

1.学校における机・いすについて活用状況、コスト面についてスチール製との比較を伺う。

2.今後、木製のいす、机等を増やすことについて所見を伺う。

 

(答)教育長

1.一般的に販売されております教育用の机といすは、脚などがパイプ型のスチール製でできておりまして、机の場合は天板、いすの場合は座面が木製となっています。

 学校におけるこうした木製の机・いすの活用状況は、林業課がとりまとめました使用調査によりますと、こうしたパイプ型のスチール製のものがほとんどでありまして、小学校、中学校、高等学校、あるいは特別支援学校も含めますと、全体で約九十パーセントがそうしたスチール製であります。

 純木製のものは、あたたかみなど良さがありますが、パイプ型のものの方が耐久性が高いということ、そして軽いということで、掃除とか移動することが容易であるということで、普及していると考えます。

 机といす一組当たりの価格についてみますと、パイプ型スチール製のものが一万八千円程度、純木製のもので約二万三千円程度、5千円程度の価格差があると承知しています。

 

2.現在使用しております、先ほど申し上げましたパイプ型スチール製の場合には、傷んだ場合には、天板とか座る面が取り替えができるということで、修理しながら長期間使うことができるということ、県立学校の場合ですと、四十年くらい使っているものがけっこうございます。そしてまた先ほど申し上げましたように、純木製の場合には、重量が重くなる点、どうしても大きさがかさ張って参りますので、現在の教室の規模、大きさからしますと、現在の机でも、四十人学級の場合には、ほとんど通路を体を斜めにしないと通れないくらいな感じであります。そうした点も含めて考えますと、なかなか難しいかなと考えています。

 しかしながら、例えば宍道高校にはどうした対応をしたかと申しますと、相談室とか、保健室、多目的ホール、校長室などの床とか壁など内装を木材としました。また図書室とか、被服室、美術室については、テーブルを純木製のものを導入いたしました。

 今後も教室を新たに整備する場合においては、木材の持つ温かみのある特質を生かして、こうしたやすらぎとか、いこいの空間づくりということが必要な場合には、できるだけ木製の製品を採択、採用していくことが必要だと思っております。

 営繕課が木材利用に配慮する指針ももっておりますので、そうしたことを、今後も行って参りたいと思います。

 なお、宍道高校には、県産材ということで申しますと、体育館には赤瓦の瓦を、また、来待石についても可能なところについては使用しております。

 


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