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白石議員

(問)学校での新型インフルエンザ対策について

1.別途、インフルエンザ対策のために学校への予算措置が必要だと強く訴えたいが、予算措置する考えがあるか伺う。

2.準備として最低限必要なものと必要数、たとえば生徒10人当たりの数量等は指針としてきちんと示し、徹底を図るべきと思うが、所見を伺う。

3.学校での保健指導について、校長や養護教諭の危機意識の違いによって差が出ないように徹底を図ることを具体的に示すべきではないかと思うが、所見を伺う。

4.児童・生徒や保護者への連絡網の整備が必要だが、どのような対策を考えているか伺う。

(答)教育長

1.インフルエンザ対策にかかる学校への予算措置についてであります。

 各学校における保健予算は、学校管理運営費の内訳として、各学校の状況に応じて執行されています。

 その配分状況は各学校ごとに、規模や運営形態などにより差があるのが現実であります。今後、学校における未然防止のための標準的な保健指導を徹底するとともに、冬期に向けて新型インフルエンザや季節性インフルエンザへの対応のため、万全を期す必要があると考えております。

 今後、発生状況や各学校の実態を見ながら必要があれば、追加配分を検討していくこととしています。

2.3.次に、学校での備蓄品と保健指導についてであります。

 県教育委員会では、「公立学校等における対応マニュアル」の中で、学校で備蓄すべき物品の例を示しておりますが、必要物品やその数量につきましては、各学校が児童生徒数、学級数、施設設備等の状況に応じまして、それぞれの学校で考えて備えることとしております。いちいち、こまかい数量等の詳細までは示しておりません。

 学校における未然防止にかかる保健指導としては、手洗いやうがい、咳エチケットなどの標準的な予防策が効果的であると考えておりまして、今後も、管理職や養護教諭が中心となりまして、この予防策を徹底してまいります。

 また、県の教育委員会のホームページに新型インフルエンザにかかります最新情報を逐次掲載しております。

 このホームページは、スピーディでシンプルで、最も有益な情報提供であると担当も自負しておりまして、各学校では参考にしてもらっていると考えております。

4.次に、学校における緊急連絡網の整備についてであります。

 学校における緊急連絡網については、各学校の対応マニュアルの中で、それぞれの実情に応じた連絡体制が整備され、生徒や保護者に緊急連絡が確実に伝わるよう対策が講じられていると考えております。

 小中学校においては、県内全ての学校において、保護者の了解を得て、学級毎の緊急連絡網が作成されています。

 一方、県立学校においては、緊急連絡網は作成しないで、インターネットと携帯メールを活用した緊急連絡システムを導入している学校もあります。この場合、加入登録していない生徒やメールが届かなかった生徒に対しては、教員が個別に電話連絡して対応しており、大変な負担がかかっております。

 各学校とも、最近では個人情報保護の観点から非常に苦労しております。しかしながら、必要な連絡のためには、保護者の理解を得ながら必要な危機管理の体制作りに努めています。


(問)麻しんの予防接種について

1.麻しんの予防接種を受けていない生徒には保護者を通して接種を呼びかけ、秋までにできるだけ接種率を上げることが望ましいと思うが、対応策を伺う。

(答)教育長

1.麻しんの予防接種についてお答えします。

 今年の秋に、は新型インフルエンザの第二波と感染力の強い麻しんとに同時に感染することは避けたいところです。

 麻しんの予防接種については、平成二十年度からの五年間は、中学校の一年生と高校の三年生は、全ての市町村において、接種は無料となっております。県の麻しん対策会議、ここが中心となりまして、この対策会議の指導のもとに、県立高校の校長会を通じて要請するなど、麻しんに対する理解の促進と接種の勧奨を行っておりますし、行ってまいります。


(問)高等学校のバリアフリー化について

1.バリアフリー法も踏まえ、入学する生徒がいなくても順次計画的に整備が必要だと思うが、今後の設置計画を伺う。

2.多目的トイレ、スロープの今後の早急な整備について、所見を伺う。

(答)教育長

1.高等学校のバリアフリー化への取組についてのおたずねです。

 まず、一点目として、入学する生徒がいなくても計画的な整備が必要ではないかというおたずねでありますが、全ての学校においてバリアフリー化が実現するということが理想であるとは思いますが、県立学校の整備を担当する立場としては、どうしても優先順位を付けて実施せざるをえないのが現状であります。

 基本的には、高等学校・特別支援学校の全ての県立学校の中で、バリアフリー化を必要とする生徒などの在学とか入学の予定のある学校を優先的に整備を行っております。

 その考えに基づき、平成十一年度以降は、改築時には標準的な整備として当初から全部そういう対応をすると、また、既存施設へもエレベータや多目的トイレの設置、段差解消等を行うなど、必要性を予測しながら計画的に進めております。

2.次に、二点目の今後の整備についてでありますが、平成二十年度二月補正以降の経済対策関係を合わせますと約二億円の予算措置を行っておりまして、約十五校で段差の解消・トイレの改修・エレベータの設置を行う等の対策を講じていくことといたしております。


(問)県立宍道高校へのスクールカウンセラーの配置について

1.スクールカウンセラーの正規職員配置について、所見を伺う。

(答)教育長

1.島根県立宍道高等学校へのスクールカウンセラーの配置についてお答えします。

 学習時間選択制高校である宍道高等学校は、午前部・午後部・夜間部の定時制と通信制を併置した単位制高校であり、新しいタイプの普通科高校として、来年四月の開校を目指し現在準備をすすめているところです。

 近年の定時制・通信制高校には、勤労青少年のみならず、自分のペースや興味・関心にあわせてじっくり学びたい生徒、不登校傾向の生徒や全日制を中途退学した生徒など多様な学習ニーズを持った生徒が入学しており、宍道高校にも教育相談体制の充実を図っていく必要があると考えており、現在、スクールカウンセラーも含めた専門的な知識や経験を持つ人材の配置を検討しているところです。

 具体的には、教育職員・教育関係者も含めて他の専門領域との連携・調整、また、他県の同じような学校の状況も踏まえながら、適切な人材の配置を開校までに考えていきます。


お問い合わせ先

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