１．県立学校の学校司書の配置基準を見直す考えがないか伺う。

２．小中学校に続き、是非とも高等学校でも学校司書の配置を検討すべきと思うが、所見を伺う。

１．２．県立高校の学校司書の配置についてであります。

　本県では、原則として12学級以上の高校に学校司書を配置しております。これは「標準法」において、12学級以上の高校には事務職員が１名付加されるということがありまして、これを学校司書にあてております。「標準法」に基づく職員については、交付税の措置がありますが、それ以上に人員を配置いたしますと、独自な財源が必要だということで、直ちに学校司書を増員するということは困難な状況であります。

　読書活動の重要性につきましては十分認識しております。来年度からスタートいたします「子ども読書活動推進事業」では、子どもたちにできるだけ早い段階で読書習慣をつける必要があるというふうな判断をいたしまして、小中学校への学校司書の配置の支援、小中学校向けの団体貸出用図書の整備などを行うことといたしております。限られた財源の優先順位の判断から、小中学校の読書活動の推進を優先したという形となりましたが、こうした取組によりまして、小中学生の読書習慣の定着が図られますと、その後の高校生活においても引き継がれまして、現在、各高校で行われております図書の貸出等への生徒会の活動の取組が一層盛んになることを期待しております。