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三島議員(無)

 

(問)「読書県しまね」について

1.二つの会合に出席した感想と、「読書県しまね」への思いを伺う。

2.学校図書館の充実と学校図書館を活用した教育の推進について、新年度に向けての取組の考え方を伺う。

 

(答)知事

1.2.読書についての質問でございます。

 この場におきましても、何度かご質問をいただいているわけでありますけれども、8月と9月に、学校図書館の運営に関与されている方々との会合に出てお話を聞いたり、意見交換をすることがあったわけでございますが、各地で学校図書館を充実する活動が広がっているということであります。

 また、学校図書館を子どもたちが利用することによっていろんな視野を広げたり、関心を広げたり、そういうことを通じて子どもの社会性を高めたり、あるいは豊かな心を育てるといったことに大きな役割を果たしているなというのを、皆さんから話を聞いたり映像で見たりいたしました。また、そういうことをすることによりまして、読書を通じて子どもたちの集中力と言うんですか、あるいは持続力と言いますか、本を読むということはなかなか大変なことでありまして、注意の持続が必要なわけでありますけれども、それが日常の勉強にも役に立っているというような話も聞くわけであります。島根県の中で、午前中の質問にもありましたけれども、学力の問題が問われているわけでありますけれども、読書を通じて、これは学問だけではありませんけれども、子どもの教育に役立てる大事な課題だというふうに感じたところであります。

 またそういうことをするためには図書館に人がいなきゃならない、あるいは学校の図書を薦める先生方がいないといけないということがあります。先生方は司書教諭であり、図書館でいろんな作業をされ、子どもたちに関心を深め導くのは学校司書であります。さらに地域の方々がボランティアとして本の整理でありますとか、いろんな活動をされております。この人々の力があって、学校で子どもたちの読書の活動が活発化するわけであります。

 その意味におきまして、読書を子どもたちに広げていくためには、そうした人的な支援というのが必須の課題であるというようなことを皆さんお話しになっておられましたし、私もそうかなあという感じがしたわけであります。

 県下を見ますと、先ほどお話にもありましたが、学校司書でありますとか、あるいは司書教員のおられるところもありますけれども、まだ十分でないところもあります。図書の整備が進んでいるところもありますし、そうでないところもあります。

 そういう意味におきまして、学校図書館は市町村の仕事でありますけれども、県の中でも進んでいるところとそうでないところもありますから、やはり県下全体の子どもたちのことを考えると、県としても一定の役割を果たす領域があるんではないかというような気がしておりまして、学校司書の充実などにつきまして、今後予算措置を含めまして、検討していきたいと考えているところでございます。

 また、そういう整備の仕方につきましては、議会の皆さんともよく相談をしながらやっていきたいと思っているところでありますので、よろしくお願いを申し上げまして質問にお答えをする次第でございます。

 


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