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承認第2号

 

(林総務課調整監)

 承認第2号平成22年度教育委員会の点検・評価に係る報告書についてお諮りする。

 資料3をご覧いただきたい。まず、全体の経過についてご説明する。8月25日の教育委員会会議でこの点検・評価報告書についてご審議いただき、その際にいただいた意見を基に一部を修正し、8月30日に開催した総合教育審議会で10名の委員から意見を伺ったところである。同審議会の意見も踏まえて、9月8日に教育長の臨時代理による決定をし、9月15日から開催されている9月定例県議会へ報告書を提出したところである。

 次に8月25日の協議を踏まえて変更した箇所について簡単にご説明する。1つ目は報告書の4ページをご覧いただきたい。望ましい生活習慣の確立の評価、今後の対応である。「子どもの生活習慣は改善方向にあると言える」という記述をしていたが、数値的には改善とまでは言えないのではないかというご意見があったので、「生活習慣づくりに取り組む学校や市町村が増加している」という表現に改めた。2つ目は報告書の8ページをご覧いただきたい。道徳教育の推進の評価、今後の対応でふるまいに関する記述を若い世代に分かりやすくした方がよいという意見があったので、「道徳教育の基盤である挨拶やモラル、ルールなどを「ふるまい」と称して、子どもから大人までふるまい向上を県民運動として推進する」という簡易な表現に改めた。3つ目は12ページをご覧いただきたい。キャリア教育の推進のところの数値で、高校生の就職率が99.1%で非常に高くなっているが、年度途中で就職希望から進学へ進路変更した生徒もいるのではないかというご指摘があったので、評価、今後の対応に「世界同時不況の影響で求人数が大幅減の状況での就職であり、就職から進学へと進路変更を行った生徒もいたが、関係機関が連携したきめ細かい就職支援により、県内就職を中心に就職を希望する生徒の就職率は大幅に増加した」という記述を追加した。

 この修正案を基に8月30日に総合教育審議会で意見を伺ったところである。同審議会で出た意見は報告書の32ページに掲載している。意見の中には、全般的に評価を民間のように厳しくすべきであるというご指摘があり、今後の報告書を作成する際に参考とすべきであると認識している。

 最後に総合教育審議会を踏まえて修正した箇所についてご説明する。16ページをご覧いただきたい。文化に親しむ機会の確保の平成21年度の取組の概要である。もう少し学校現場での状況を詳しく記述した方がよいというご指摘があったので、最初の3行の表現をつけ加えた。また、同じ項目の評価、今後の対応について、「芸術文化の鑑賞・体験の機会が充実してきている」と記述していたが、まだ、充実したとは言い切れないのではないかというご指摘があったので、「芸術文化の鑑賞・体験活動が進められており、地域の伝統芸能の体験など文化活動が定着している学校もある」との表現に修正した。

 以上の修正を行い、この点検・評価報告書を9月15日に県議会へ提出した。

(石井委員)

 総合教育審議会のご意見の中に、「しまね教育ビジョン21」の6つの施策の柱に社会教育が入っていないというものがあった。私は、報告書の23ページの記述で十分であるように感じたが、これについてはどのように答えたのか。

(林総務課調整監)

 社会教育に関する記述はあるが、ビジョンの6つの施策の中に入っていないということである。

(石井委員)

 ビジョンの施策の柱に社会教育を記載するということか。

(林総務課調整監)

 今の段階では6つの施策に基づいて報告書を作成しているので、これを変更するということではないが、来年度以降のビジョンの見直しの際に参考とするということである。

 

 


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