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報告第27号

 

(大矢社会教育課長)

 報告第27号平成22年度優良少年団体島根県教育委員会教育長表彰についてご報告する。

 この表彰については優良少年団体表彰要綱に基づいて運用している。県内の少年団体の内、育成会組織が確立しており、子どもたちが自主的に計画し、定期的、継続的な活動が他の範となるものを優良団体として表彰し、広く県内に紹介し、今後の活動の発展に資するということを目的にしている。

 表彰候補は公募を行い、教育監を委員長とする審査会を開いて表彰団体を選んでいる。

 本年度は、4団体を選出した。表彰式は7月26日に教育委員室で4団体の子どもたち、保護者、お世話になっている団体の皆様にご列席いただいて行うこととしている。

 表彰団体の内、まず1番目は八雲ジュニアサポータークラブである。松江市の八雲町にあり、高校生がメンバーとなる地域貢献活動グループで、平成16年から活動しており、今年で6年目になる。会員は20名であり、八雲青少年育成の会の支援を受けており、八雲中学の生徒会の活動を高校生あるいは大学生がサポートしてボランティア活動に取り組んでいる。情報誌「みつばつつじ」の発行、当クラブが企画・運営する中高生と若者のステージ&フォーラムなどの開催、花いっぱい運動や清掃ボランティア、様々なイベントでの模擬店、リーダー研修や研修視察会といった活動を行っている。例えば、玉湯の「たまめん」、あるいは東出雲の高校生等が中学生をサポートするような活動はこれをモデルにして行われるようになった。

 2番目は、片江地区子ども会である。これも松江市の美保関小学校校区にある子ども会でメンバーは26名である。組織されたのは昭和44年だが、火の用心活動は昭和20年代から行っているため、既に何十年もの歴史がある。毎週月曜日に火の用心活動を行っており、冬季には夕方5時、夏季には夕方6時半から元気な声で町を賑わせている。

 3番目は、灘平仲よし会である。出雲市の旧平田にある鰐淵小学校灘平地区の子ども会でメンバーは7名である。毎週土曜日の8時に地元の意保美神社の境内、参道の清掃を行っており、昭和の初めから80年以上の歴史があり、父母、祖父母、曾祖父母の小学校時代から連綿と引き継がれている。夏には地域住民と一緒に海岸の清掃も行っている。

 4番目は、浜田市教育委員会推薦、上府の子供神楽団である。上府の子供神楽団は、これまでNHKお国自慢や国民体育大会、地域伝統芸能全国大会、近くは全国豊かな海づくり大会等に出演しており、海外でも韓国、ロシアなどで舞台を経験している。県内初の子ども神楽として昭和47年に設立され、長い歴史を持っている。10名の小中学生が所属し、上府社中のメンバーが週2回指導しており、現在の卒団者は182名ということである。

 いずれの団体も優良少年団体として表彰するにふさわしいということで決定したところである。

(北島委員長)

 表彰数の決まりはあるのか。

(大矢社会教育課長)

 先ほど申し上げた表彰の要綱があり、要綱では2つの部門がある。1つは地球環境ボランティアということで、住みよい地域づくりに貢献しているというセクションであり、もう1つは地域文化の創造というセクションである。原則としては、それぞれ1つずつとなっている。

 丸1〜丸3の団体がボランティアのセクションであり、丸4の上府の子供神楽団が地域文化のセクションである。原則は1つのセクションから1団体ということだが、審査会の中で表彰にふさわしいということであれば、原則にこだわらず、複数の表彰も行っており、このたびはこの4団体に決定した。

(北島委員長)

 推薦される数は結構あるのか。例えば、今回は4団体が表彰されるということだが、10分の4なのか、50分の4なのか教えていただきたい。

(大矢社会教育課長)

 このたびは5団体の推薦があり、その中から4団体ということである。1団体については、育成会組織の確立という点において少し疑問な点があったため対象としなかった。

 

 


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