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報告第92号

 

(三上県立学校改革推進室長)

 報告第92号平成22年度島根県公立高等学校の入学志願状況についてご報告する。

 出願期間は1月29日から2月5日までである。学校数は、全日制の本校が35校、分校が3校、定時制が3校で計41校である。志願状況は、2月5日現在で、全日制は、入学定員5,920名に対して推薦等を含む第1志望の志願者数5,515名、競争率0.93倍、定時制は、入学定員320名に対して183名で0.57倍である。合計で競争率が0.91倍になる。公立高校への志願率が79.6%とあるが、これは県外から入ってくる生徒を除いて島根県の中学3年生の公立に来たものを分子に持ってきて、分母が6,240名にした数字である。

 参考ということで、平成16年度から全日制及び定時制の入学定員、志願者数、競争率等を載せているが、平成22年度が、入学定員5,920名、志願者数5,515名、競争率0.93で、昨年度と比べて競争率が0.03落ちている。定時制は同様に昨年度と比べて0.23増加している。宍道高校の午前部でかなり募集が増えたことが原因ではないかと思っている。

 推薦等内定者数と一般出願者数の計を入学定員で割った対入学定員競争率の高い学科及び低い学科については資料2の1の3番のとおりである。

 資料2の2の参考は一般出願者数を分子に、入学定員から既に推薦等内定者数を引いた数を分母にした対募集定員競争率の高い学科である。3月9日の受験の純粋倍率である。松江農林など例年高いところが今年も高い状況である。

 4番の地域外10%該当者数であるが、この地域外に該当する学校は、県内では普通科7校のみである。合格者の定員はその学校の定員の10%以内に抑えるものである。ただし、出雲高校は5%に制限している。定員に対する比率で10%を超えているのは松江南の11.4%のみで、それ以外は普通に地域内のものと同様な扱いで合格が決まることになる。

 5番であるが、通学区外5%該当者数は、理数科を除く普通科のみの松江北、松江南、松江東のすべて5%以内に入っているので、普通に上から合格が決まることになる。

 6番であるが、今後の日程は3月9日が学力検査、3月10日が学校によって面接等、3月23日午前10時が合格発表となっている。

 7番のその他であるが、県外から転勤等で志願する場合に、2月19日金曜日に第2志望者の内訳を追加したものをホームページ上で更新するものである。

 なお、3月9日が本試験であるが、1週間後に今年の場合、インフルエンザ対応で当日受験の難しい生徒に関しては追検査を1週間後の3月16日に行う。これは学校によって行う学校と行わない学校がある。

(藤原教育長)

 県外からの募集をした学校の現時点での募集状況はどうなっているのか。

(三上県立学校改革推進室長)

 今年は県外から募集ということで、8校が募集を行った。横田高校6名、島根中央高校ゼロ、矢上高校1名、浜田水産高校4名、津和野高校6名、隠岐高校1名、隠岐水産高校4名、隠岐島前高校3名の計25名である。

(藤原教育長)

 補足であるが、積極的に県外から生徒を受け入れることによって、離島、中山間地域の学校の維持、存続のための生徒数の確保が図れるのではないかという取組みをしたが、まだ合格を出したわけではないが、それなりの数字が出たと思っている。特に隠岐島前高校は、県外から3名応募している状況である。参考までにこうした小規模校の教育力を確保するために、県単の教員の要求をしていたが、特に理科の教員が小規模校の確保ができない状況があるので、2人の県単教員を認めてもらった状況である。

(渋川委員)

 鳥取県では中学浪人して高校に入学したことを聞いたことがあるが島根県でもあるのか。

(三上県立学校改革推進室長)

 島根県ではいないと認識している。

 

 


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