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議決第33号

 

(小池保健体育課長)

 議決第33号島根県スポーツ振興計画の改訂についてお諮りする。島根県スポーツ振興計画の改訂については、昨年10月14日の教育委員会会議において協議しており、その際に概要については説明したとおりであるが、島根県スポーツ振興計画を向こう2年間延長すること、数値目標をほかの上位計画等に基づき設定すること、あるいは様々な新たな視点を追加していくことで改訂しようとするものである。

 その後、11月に改訂案をホームページに出して、パブリックコメントを実施した。パブリックコメントの結果であるが3件あった。内容については資料1の2のとおりそれぞれ競技力強化、ジュニア強化等の意見、提案をいただいたところである。内容については、計画本文への反映までは行わないで、参考にさせていただくということである。丸1については優秀な指導者あるいは機器が必要という意見、丸2についてはボウリング競技でボウリング場に子どもが入れないのはいかがなものかという意見、丸3については子どもが優秀な成績をおさめているのに親の転勤のため練習に参加できなくなったという意見があった。それぞれ計画本文への反映はしないが、今後の参考にさせてもらいたいと考えている。

 10月14日の教育委員会会議での安藤委員からの意見については、別冊の改訂案の1ページの「はじめに」の下から5行目に「本計画の内容が、各種研修会など様々な場面を通して体育・スポーツに関わる地域の指導者や学校関係者に広く浸透し、実践されることにより、本県のスポーツ振興に寄与することを期待します。」を書き加えている。

 今後の予定であるが、3月に冊子にまとめて公表し、その後は様々な場面においてこの計画を広く広めて活用していきたいと考えている。

(山本委員)

 19ページの握力の数値は昭和50年と比べると落ちているが、ばねを使った測定値は機械が古くなると、どうしても湿気の多い島根県ではばねがかたくなって数値が出にくいということを聞いたことがあるので、一度調査をしてみてもらいたいし、新しい機械を設置してもらいたいと思う。

(安藤委員)

 「はじめに」に加筆してもらったことはよかったと思うが、具体的な施策にも入れてもらいたい。私が必要性を感じているのは、運動は楽しい、体を動かすことは楽しいという機会を与えようとしても、そこへ気持ちを持っていけない子どもがたくさんいるので指導者の色々な知識を広めてもらいたい。例えば私の体験談であるが、中学生の肥満体型の女の子がお母さんと一緒に相談に来られて、何か運動をさせたいという相談であったが、その子は何を言っても全然やる気がなく、よくよく話をしているうちに親子関係の問題であることがわかった。ただ運動を指導したり、そういう場を与えるだけでなく、広い視野を持った指導者がいてくれることも大事なことだと思う。

 また、発達支援の子どもの人とのつながり、コミュニケーションの持ち方で、運動という場を提供することで、少しでも前進していくことにもつながることもあると思うので、発達支援という言葉として入れてもらいたい。

 小学校と中学校へ行ったときに感じるが、小学校では積極的に参加している女の子が、中学校では精神的な部分が大きいと思うが、やる気がないというか、最初から壁をつくって入ろうとしない女の子を見かける。ただ体を動かすことが嫌なだけでなくて、色々なことが絡んでいると思うが、精神面も肉体面も健全に育たないといけない大事な中学の時期に運動もせず、自分を発揮する場もなく、極端な言い方であるが、不健全な状態になりつつある子どもが多いことが気になっている。今の小学校5年生のはつらつとした子どもがずっと中学時代も何か続けていけるような対策を考えてもらいたいと思っている。

(藤原教育長)

 体育スポーツの意義について少し幅広に書いてもらいたいことと、22ページの県立スポーツ施設の管理・運営方法の改善となっているが、改善というのは今が不足だから初めて改善という概念が出てくるので適切な表現に直してもらいたいと思う。

 パブリックコメントの2番目のボウリング場に子どもだけでの入館を禁じる必要があるかないかは議論すべき事柄であると思っている。

 先ほどの安藤委員の意見も含めて追加修正して、次回の教育委員会会議で再度お諮りさせてもらいたい。

 

 


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