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議決第22・23・24・25号

(小池保健体育課長)

 議決第22号島根県立体育施設等の指定管理者の指定についてお諮りする。

 島根県立体育施設等については、5つの体育施設を一括で指定管理者に出すものである。来年3月をもってライフル射撃場が廃止になったので、6つから5つになったということである。選定の経過であるが、5つの体育施設を一括で公募したところである。指定管理の内容は、施設の管理及びスポーツの振興が主な内容になる。候補者の名称は、財団法人島根県体育協会で、現在も指定管理をしている団体である。指定する期間は来年4月から5年間である。申請団体は島根県体育協会のみであった。

 選定に至った経緯であるが、選定委員会を設置して、申請者から書類審査及び面接を行い、総合的な評価を行った。選定委員会の評価は、県立体育施設の管理についてはこれまでの実績も十分あり、これからも生涯スポーツ、あるいは競技スポーツのスポーツ振興に十分資する団体である。あるいは、これからの生涯スポーツにかかわるスポーツ教室も積極的に展開しようという提案であった。あるいは経済的な面からもエコの取り入れなど経済性も追求してできるだけ安価に管理していこうという提案であった。全体を通して今後県立体育施設をきちんと管理してもらえて、県民サービスの一層の向上を図れるという評価をいただいたところである。これまでのスケジュールであるが、10月30日に選定委員会を開催して候補者を決定している。

 なお、選定委員会のメンバーは、資料12の3のとおり5名の委員により審査を行った。

 資料12の4にそれぞれのサービスに関する評価、あるいはコストに関する評価を各委員に評価してもらい、平均して100点満点の85点の評価がされた。

 指定管理料の額であるが、申請者の応募額は、5年間で16億3,551万5,000円の申請があった。県が積算した額が16億4,000万円余であるので、若干安い価格で応募があったということで、この価格で平成22年度から5年間の債務負担行為を11月定例県議会へ上程することになる。

(大矢生涯学習課長)

 議決第23号島根県立青少年の家の指定管理者の指定についてお諮りする。

 島根県立青少年社会教育施設条例の規定に基づき、公募により募集し、教育委員会で選定を行い、議会の議決を経て指定することにしている。選定委員会を設けて選定を行い、下記の者を指定管理者候補として選定することとし、平成22年度から26年度の債務負担行為を11月定例県議会へ上程する内容である。

 施設名は島根県立青少年の家である。指定管理者の業務は資料のとおりであるが、島根県立青少年社会教育施設条例第13条に基づくもので、青少年の家の施設設備の使用料の徴収、維持管理、あるいは食事の提供といった業務である。島根県立東部社会教育研修センターは4月1日から発足するが、そのセンターの施設設備の維持管理も担うことになる。指定管理者候補は北陽ビル管理株式会社で、松江市片原町に所在する会社である。指定する期間は平成22年4月1日から5年間である。

 選定方法及び結果であるが、書類審査と面接審査の方法により、選定基準に基づいて総合的に評価して、選定委員会の全員一致で選定をしている。その内容について、1番目として事業計画案が人員体制を強化することによってサービスの向上が図られると同時に、自社のビル管理のノウハウを生かした計画的な事業運営により、維持管理経費の節減を図る計画となっている。2番目として社会教育活動に寄与する提案がなされていること、3番目として県職員との密接な連携を図って施設の維持管理業務を確実に実施するための意欲と体制が整っていること、4番目として障害者の施設利用に対して十分な配慮がされていること、5番目として食堂業務に県及び委託業者と連携がされていること、そうした姿勢が評価されたものである。

 公募スケジュールは資料のとおりであり、10月29日に選定委員会を開催した。指定管理料の額として、公募額3億4,321万5,000円に対して、3億3,800万ということで債務負担行為を平成22年度から平成26年度ということで行いたいと思っている。

 選定委員の名簿は13の3のとおりである。選定基準とその評価、集計結果は資料13の4のとおりである。

(卜部文化財課長)

 議決第24号島根県立八雲立つ風土記の丘の指定管理候補者の指定についてお諮りする。

 島根県立八雲立つ風土記の丘は、風土記の丘資料館の入館料の徴収業務、八雲立つ風土記の丘の施設及び設備の維持管理に関する業務、八雲立つ風土記の丘を構成する史跡の活用及び環境の保全に関する業務、資料の収集、保管及び展示並びに資料に関する専門的調査研究に関する業務ということで指定管理者の業務を定めている。指定管理者の候補者は、財団法人島根県文化振興財団が応募しており、平成22年4月1日から5年間である。

 候補者として選定し、評価した理由であるが、児童を対象とした埴輪づくりなどの体験学習等の利用者が文化財により親しめる提案になっていること、史跡管理については除草回数や巡回回数等が公募仕様を上回る提案となっていること、そして環境保全を図ることで史跡来訪者へのサービスの向上が期待できること、類似施設の管理運営を多く手がけている文化振興財団の様々なノウハウの投入により、多方面にわたる展開が期待できること、実績のある学芸員を配置することで風土記の丘地内の史跡などの文化財に関する調査研究成果の向上が期待でき、その結果が展示に反映される提案であるということである。平成21年10月29日に審査委員会を開催した。公募額が2億8,966万5,000円で、応募額も同額の2億8,966万5,000円であった。この額で11月定例県議会に債務負担行為を上程するとともに、候補者として選定することを上程したいと考えている。

 選定委員会の委員名簿は資料14の3のとおりである。

 採点、評価表については資料14の4のとおりである。

(卜部文化財課長)議決第25号島根県立古墳の丘古曽志公園の指定管理候補者の指定についてお諮りする。

 指定管理者の業務は、古墳の丘古曽志公園の施設及び設備の維持管理に関する業務、古墳の丘古曽志公園の有料施設等の使用の許可及び使用料の徴収に関する業務、前2号に掲げるほか、古墳の丘の運営に関する業務のうち、教育委員会が必要と認める業務である。候補者は株式会社MIしまねである。指定する期間は平成22年4月1日から5年間である。申請団体は資料15の1のとおり候補とするMIしまねと前回まで管理をしていた北陽ビル管理株式会社の2社であった。

 資料15の4のとおり採点表で評価を行っているが、委員の全会一致により、MIしまねを候補者とすることにしている。選定方法、選定の理由であるが、評価された点は公園を有する多数の施設を管理した実績があり、特に樹木管理に優れた提案が多く見られたこと、関連企業を活用した適切な人員配置により、経費の縮減が図られていること、朝日ケ丘地区において既に地域サービスを提供していることから、住民からの声を聞く機会も多く、一層のサービス向上に期待が持てるということである。この朝日ケ丘地区においてというのは、朝日ケ丘駅のそばで農園の管理をやっているということである。スケジュールであるが、平成21年10月27日及び11月6日に選定委員会を開催して候補者の決定を行っている。公募額は2,634万5,000円であったが、応募額は2,425万円であった。2,425万円をもって、債務負担行為を11月定例県議会に提出するとともに、MIしまねを候補者として選定することを上程したいと思っている。選定委員の名簿は資料15の3のとおりである。

(北島委員長)

 福間次長がすべての選定委員の委員長を務められているので全体を通してコメントをもらいたいと思う。

(福間教育次長)

 1社しか応募がないところが3つ、2社応募が古墳の丘古曽志公園1つであるが、1社しか応募がないところは、いわゆる資格審査ということで、そこへ達しているかどうかであるが、全員色々な議論をして決定した。今までの実績に基づく手がたさや、体育協会や文化振興団体についてはよいネットワークが評価されたと思っている。古墳の丘古曽志公園については2社応募ということで、点数を見ると、接戦となっているが、従来管理していた北陽ビルの手がたさ、あるいは安全管理を評価する声も多くあったが、MIしまねの植栽の関係が強いということで、植栽関係の提案、あるいは湖北農園などを経営しており、地元に足がかりを持って新たな事業展開が期待できるところが評価されてこのような結果になったと思っている。

(山本委員)

 評価項目が施設によって違っているが、ルールがあるのか。

(福間教育次長)

 価格要件である30点の部分は共通になっている。その他の色々な項目は、業務内容によって色々なバリエーションがあり、特に決まったものはない。例えばソフト部分も含めた施設管理の場合と施設管理のみの場合では評価項目が違ってくる。施設管理のみ場合は大きな違いはないはずである。

(山本委員)

 徴収した料金の歳入の取扱いはどうなっているのか。

(小池保健体育課長)

 施設の使用料はすべて条例で定めているので県に納めることになる。利用料金制ではなく、歳入はすべて県に入ることになる。

(安藤委員)

 指定管理者制度になったが現実は1者がずっとやっているということで、確かに実績も大事であるが、何社から選ぶことも大事であると思う。

 

 


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