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議決第9号

(豊田県立学校改革推進室長)

 議決第9号県東部地域における定時制・通信制課程の生徒募集の停止についてお諮りする。

 資料1の2ページ、6の参考をご覧いただきたい。松江、出雲地域に3つの定時制高校と1つの通信制高校がある。近年、これらの高校では勤労青少年のみならず、自分のペースや興味、関心に合わせてじっくり学びたい生徒たちが在籍し、学習ニーズの多様化が進んでいる。また、いずれの学校も小規模であり、教員数に制約がある。そういうところから、新たな教育施設システムの構築というものは難しい状況にあるし、これらの学校は全日制の学校との併設や分校となっており、施設の共用に伴う教育上の制約などがある。したがって、平成18年3月の段階で島根県教育委員会として設置基本構想を取りまとめ、方針決定したところである。本日は、この事柄を確実に実行するための手続の一つとして募集停止についてお諮りする。

 資料1の1ページ、1の理由である。平成22年4月、東部独立校を開校することに伴い、県東部地域の定時制・通信制課程について、以下のとおり生徒募集を停止したい。

 具体的な学校を2番に挙げている。定時制課程として、松江工業高校の定時制課程普通科、松江南高校宍道分校家政科、出雲高校定時制課程普通科、通信制課程として、松江北高校通信制課程普通科。なお、この4校のうち松江工業高校には普通科以外に工業科もある。だが、工業科は機械等の施設、設備の関係で全日制の生徒と共有するということで、定時制をそのまま続けていきたい。

 募集停止の時期であるが、再来年、開校と同時で、平成22年の入学者選抜から募集を停止したい。

 募集停止後の学校の状況である。定時制課程も通信制課程も基本的には入学した学校でその生徒たちが卒業するという形で進めていきたい。したがって、来年度はまだ生徒募集を行うので、来年度の生徒が入学し、再来年募集を停止した22年の段階では2年から3年、4年という3学年が在籍する。以下、学年進行によって、25年度には4年生だけの学校になる。最終的には、25年3月31日をもってそれぞれを閉じるという形をとりたい。

 通信制については、従来松江北高校を学習の場としてきたわけであるが、新しい学校ができるので、松江北高校の通信制課程に入学した生徒も22年からはこの東部独立校において学習する。ただし、籍は24年度までは松江北高校の通信制課程に残すという形で進めたい。

 最後、5番の丸2、定時制・通信制課程を25年3月31日をもって閉じるわけであるが、その先も引き続いて学習する必要がある子どもたちもいるということが考えられる。そういう場合は、原則として東部独立校への編入学を許可するということにしたい。

 以下、参考として資料1の2ページ、7.今後の予定であるが、記者発表は本日この教育委員会で議決した後、報道資料等を配布する予定である。

 


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