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手足口病とヘルパンギーナ

どちらも現在流行しています!!

 

 平成25年8月15日現在、手足口病が全国的に流行しており、患者報告数は過去10年間で2番目に多い状況です。島根県内では2月中旬から患者報告数が増加しはじめ、県央保健所管内では4月上旬から絶えず患者報告がある状況です。

 ヘルパンギーナは、7月上旬から患者報告数が全国的に増加しており、現在隠岐圏域では、警報レベルを超える流行、松江・出雲・大田圏域では患者報告数が増加している状況にあります。

 どちらも夏期に流行する疾患のため、引き続き注意が必要です。

 

 

手足口病、ヘルパンギーナってなに??

 

 ○それぞれの病原体と主な症状について

 

手足口病とヘルパンギーナ

 

 患者のほとんどは子ども(乳児から小児)です。

 それ以上の年齢層の大半は、すでにこれらのウイルスに感染したことがある(感染していても症状の出ない場合:不顕性感染を含む)場合が多いため、成人での発症は稀です。

 感染経路は患者、感染者の、鼻、咽頭、腸管からの排泄物を介した飛沫感染及び経口感染と、水疱内容物等への接触感染です。

 複数のウイルスが病原体となるため、同一シーズンで複数回感染してしまう場合もあります。

 稀にですが、髄膜炎や脳炎、心筋炎などの合併症を起こし重症化することがありますので頭痛、嘔吐などの症状がある場合には、すぐにかかりつけ医を受診してください。

 

治療と予防

 

 ○今のところ、これらの感染症に対する抗ウイルス薬やワクチンはありません。

 

 治療はそれぞれの症状を緩和する対症療法が主体です。

 症状は長くても1週間〜10日ほどで治まりますので、その間は安静にし、十分な水分、栄養補給を行ってください。

 口腔内の痛みがある場合は柔らかく刺激の少ない食べ物をおすすめします。

 

 予防方法は感染者との接触機会を少なくすることと、手洗い等の手指衛生を心がけることです。

 患者とのタオルの共用は避け、患者のおむつを交換する際などは、排泄物を適切に処理し、処理後はしっかりと手洗いを行ってください。

 患者、感染者の便からは、症状がおさまった後も2〜4週間の長期にわたってウイルスが排泄されています。用便後の手洗いを徹底するようにしましょう。

 

リンク

 

 ●現在の流行状況について(島根県感染症情報センターのページ)

 手足口病

 ヘルパンギーナ

 ●手足口病に注意しましょう!(島根県薬事衛生課のページ)

 ●疾患別詳細情報(国立感染症研究所のページ)

 手足口病(外部サイト)

 ヘルパンギーナ(外部サイト)

 

 

 

 

 


お問い合わせ先

県央保健所

〒694-0041 島根県大田市長久町長久ハ7-1
TEL:0854-84-9800
FAX:0854-84-9819
kenou-hc@pref.shimane.lg.jp