マダニに咬まれないようにしましょう!

マダニは、春から秋にかけて活動が盛んになります。

森林・畑・草むら等に入る屋外活動をする場合は、十分に注意をする必要があります。

フタトゲチマダニの成虫フタトゲチマダニの皮膚咬着

フタトゲチマダニの成虫の様子

*マダニ類は硬い外皮に覆われた比較的大型(成虫:吸血前3mmから8mm、吸血後10mmから20mm)のダニで、主に森林や草地にいます。(市街地周辺でも確認されています。)

日本紅斑熱

病原体(リケッチア・ジャポニカ)を保有するマダニに咬まれることで感染する疾病です。

日本紅斑熱は、西日本各地(滋賀県、岐阜県及び石川県を除く。)及び東日本の約半数の地域で発生が認められています。
島根県では、年間数人~10数人の患者発生があります。出雲市は、日本紅斑熱の発生が多く、特に北山山系での発生が多いです。

  • 症状:高熱や頭痛、関節痛を伴い、発しんが認められます
  • 潜伏期間:マダニに咬まれてから2日から10日
  • ワクチンはありません

啓発チラシ:【保護者や職員の皆さま『日本紅斑熱に注意しましょう』(令和元年6月作成)】(PDF:185KB)

重症熱性血小板減少症候群

SFTS(Severefeverwiththrombocytopeniasyndrome)ウイルスを保有するマダニに咬まれることから感染する疾病です。

2013年に初めて報告されてから、西日本を中心に発生が報告されています。

島根県では、2013年7月に報告されてから毎年数例報告があります。

  • 症状:発熱、消化器症状(嘔吐、下痢等)
  • 潜伏期間:マダニに咬まれてから6日から2週間
  • ワクチンはありません

予防対策

マダニに咬まれないよう対策を行うことが重要です。

マダニは、野山や畑、家の裏山等に出かけるときや草刈りをするときには十分に対策をとりましょう。

 

  • 肌を出さないように、長袖、長ズボンをはきましょう。また、裸足でのサンダル履きはやめましょう。
  • 虫よけスプレーを使用しましょう。スプレー後、手に塗り広げ、2時間毎に塗り直すことが有効です。
  • 地面に直接寝転んだり、腰を下ろしたりしないよう敷物をしましょう。
  • 帰った後はすぐに入浴し、体を良く洗い、新しい服に着替えましょう。

マダニに咬まれた時の対応方法

  • マダニが皮膚に咬みついて取れないときは、医療機関(皮膚科)で取ってもらいましょう。無理に取ろうとするとマダニの一部が皮膚内に残ってしまうことがあります。
  • マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱、発疹、食欲低下、嘔吐、下痢等症状があった場合には、早めに医療機関を受診しましょう。

参考

 

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