• 背景色 
  • 文字サイズ 

野生鳥獣肉(ジビエ)とE型肝炎ウイルスについて

 厚生労働省の研究班は、野生のイノシシやシカの肉(いわゆる「ジビエ」)の安全性について研究を行っています。

 2014年の調査にて、捕獲されたイノシシの30%から42%にE型肝炎ウイルスの感染歴があることが分かりました。

 

E型肝炎ウイルスとは?

 ウイルスに汚染された食物、水等の摂取により経口感染(ウイルスが口から入って感染)します。

 豚やシカ、イノシシなどの動物からもヒトのE型肝炎ウイルスに酷似するウイルスがみつかっていることや、動物からヒトへの感染事例も報告されていることから、人獣共通感染症ととらえられています。

 ヒトがウイルスに感染した場合、多くは症状が現れません(不顕性感染、特に若年者)が、潜伏期間(平均6週間)の後に発熱、腹痛、肝機能の悪化、黄疸などが現れ、まれに劇症肝炎となって重症化(最悪の場合は死亡)するケースもあります。

 

【参考】

 ・E型肝炎ウイルスの感染事例・E型肝炎Q&A(厚生労働省ホームページ)(外部サイト)

 

野生のイノシシやシカの肉(内臓含む)を生で食べないでください!

 E型肝炎ウイルスは加熱により死滅します。

 野生のイノシシやシカの肉は十分に加熱してから食べましょう。

 これらの肉を生で食べることは、E型肝炎ウイルスや食中毒菌、寄生虫などに感染するおそれがあり非常に危険ですので、絶対にやめましょう。

 


お問い合わせ先

益田保健所

〒698-0007 島根県益田市昭和町13-1
TEL0856-31-9535(夜間・休日0856-31-9500)
FAX0856-31-9568
masuda-hc@pref.shimane.lg.jp