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10月(第1回)定例記者会見(10月14日) 

質問事項

1.企業誘致の取組について

 

○山陰中央新報

 産業セミナーの関連で、ちょうど県議会で21年度の事業評価が出まして、おおむね目標を達成している部分が大分多いんですけど、企業誘致だけがかなり目標より大きく下回っていると。現場のあれとしては、県内の企業の誘致施策の紹介じゃなくて、相手の経営の立場に立った提案型の誘致の手法に変えようというふうな取り組みというか、検討もされているようですけど、ここまでちょっと今苦戦している原因って、不景気というのが一番でしょうけど、今後ちょっとどういうふうに最後、残り、誘致を進めていくかというのと、改めてその辺の感想というか、聞かせてください。

 

○溝口知事

 やはり企業とよく接触をしていくということが第一ですね。接触をして関心を持ってもらうと。そのきっかけがないとなかなか進みません。それで、接触の持ち方はいろいろあるわけですね。県の職員でありますとか、それから東京・大阪事務所等には嘱託の人、企業経験のある方をふやしてやっております。

 

 それから立地のきっかけとなるのは、立地をされる企業に島根にゆかりのある人がおられて、その人たちが道先案内といいますか、をつけられるというようなことがありますから、都市部等におられる島根県出身の方々にも働きかける、お願いをするということもやらなきゃいけませんね。それからこういう産業セミナーのようなことで説明をしていくということ。それから支援の方策として相当のものをやっておりますけれども、ほかの県も同様にやっていますから、それだけで立地ということはなかなか決まりませんので、熱心に働きかける、そういうことがやはり地道ですけども大事じゃないかと思います。

 

 それから、そういう個別の問題と同時に、やはり立地をするためには交通手段とかが整備をされるという、これも非常に大事な課題ですね。立地の話に私なんかも行きますけれども、あるいは様子を見て、うまくいかない例などは、やはりその場所との時間的な、飛行機で来ても、そこから1時間半、2時間かかるというのではなかなか難しいというような現実がありますね。そういう意味で、やはり社会インフラの整備なども行っていくと。それについて国などに要請していく。

 

 それから、去年、今年、やや低調なのは、やっぱり企業が新しい設備投資を控えていますから、進出企業の状況なんかを聞きますと、リーマンショックの前の水準に、自動車の部品だとかの電子部品なんかはそういう水準まで戻ってきておりますが、設備投資をして、さらに生産能力を拡大するかというのについては、そういう問題になると、まだまだ先行きに不透明な要素が多いので、そうした企業の方は、むしろ雇用をふやして、あるいは作業時間をふやして生産の増に対応するというような状況になっていますから、もうちょっと設備投資が進むためには、やはり中・長期的な見通しが晴れてこないと、余裕はないですね。

 

 しかし、そういう中でも設備投資を個別企業の状況でしなきゃいかんところがありますから、そういうところを掘り起こして、さらに積極的に活動していく、そういう活動が一番大事ですね。

 

 

 

 

 


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