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5月(第1回)定例記者会見(5月11日) 

質問事項

3.市町村合併に対する県の支援について

 

○山陰中央新報

 知事、済みません、市町村合併についてお伺いしたいんですが、今日、松江市、出雲市の4市町の首長さん方が平成の大合併のときとほぼ同様の財政的、人的支援をお願いに県庁に来られるんですが、知事、就任されて初めて本格的に市町村合併をどう支援されるかという局面に当たると思うんですが、市町村合併に対する基本的なスタンスと、あと焦点として平成の大合併のときに島根県独自に合併した市町村に2億5,000万円の交付金を渡していたんですけど、そういうことも含めて全く同様の支援を考えておられるのかどうかという、後ほどお答えになるかもしれませんが、基本的スタンスをちょっと聞かせてください。

 

○溝口知事

 市町村合併は、一つの日本全体として、地方自治の体制を世の中の変化に対応して確固たるものにしようという国の政策、あるいは国民の声があって今回始まったわけですね、今回というか、今回のシリーズが。そういう中で国は支援をし、県もしたということですね。国の方の立法によりますいろんな支援の措置というのは時限的に行われておりますから、中には期限の来るものもあるわけですね。そういう状況にあると。それで、県の方はやはり国の政策、あるいは地方自治の観点から、地元で合併をしようというようなことが決まってくれば、それはやはり支援をするという立場だと思いますね。あくまでも地元で市民の方、町民の方が、大多数が合併をしようということになると、これをやはり側面から支援していくというのが県の役割だと思っています。これが基本方針ですね。

 

 ただ、どういう具体的な措置になるかというと、今度は国の制度の方が期限切れになっているやつもありますから、そういうものとの関連で県の措置をどうするかというのは、これから関係4市町になりますか、よく御相談をしながら、あるいは議会の意見、あるいは関係の方々の意見などもよく聞いて考えていきたいということで、今、具体的にどうするところまでは決めておりませんね。基本方針は、支援をしていくということには変わりないわけですけども。

 

○山陰中央新報

 判断として、出雲と斐川の方は法定合併協議会の方が立ち上がって、既に具体的な協議が近く始まるという中で、どういった支援のメニューを決めるかという判断の期限というのはかなり早く決めないといけないと思うんですけど。

 

○溝口知事

 だから、そこら辺は関係市町村とそういうスケジュールなんかもよくお聞きしながら、我々もそういう合併の動きが正式に決定をされていくというスケジュールを見ながら、お聞きしながら、それに役立つように決めていきたいということですね。

 

○山陰中央新報

 幾つか6月議会で、当然予算案を提案してやっていかなくちゃいけないと思うんですけど、6月議会では幾つかやるものもあるんですか。

 

○溝口知事

 6月議会ではないですね。要するに、いつ資金を出すかというのは、また別の問題ですから。

 

○山陰中央新報

 今のお話は、合併をしようということを市町村の側が決定した後で支援をしましょうということなんでしょうか。それとも要するに合併をする方向に県も持っていくために支援策を提示するという意味なんでしょうか。

 

○溝口知事

 いや、だからそれは市町村からスケジュールだとか、あるいは関係市町村の中における動きだとか説明をよく聞いて対応していきたいということでありまして、まだ話を聞いていませんから、それからだということです。

 

○山陰中央新報

 いや、お聞きしたいのは、要するに県としては今後も市町村合併を進めるという形で、県の方針として合併推進なのか、それとも市町村が合併したいと言った場合に支援策を考えるというスタンスなのか。

 

○溝口知事

 そこら辺は、個別にもうちょっと見ないと、要するに基本的に支援をしていくということに変わりませんが、実際に合併をするかどうかということになりますと、地元の方々がきちっと決めるということが大事ですから、それは両方の意見があるでしょうから、我々が全体として支援をしてまいりますけども、そういう状況もよく見ながらやっていきたいと考えております。

 

○山陰中央新報

 一つは合併、知事も先ほどおっしゃったように国の制度上、期限を切って合併を進めるというのは国策としてある種進めたと。その間のスケジュールにのっとって合併を進めた市町村が現にあって、一たんそこでは判断を見送って、要するにこの後で合併、もう一度協議をしている団体と、要するに既存のスケジュールに乗っかって合併したところというところには、一つの支援のあり方にも差があるのが普通かなあと思うんですけれども、要するにそこのところは、前のスケジュールにのっとった合併支援並みのものを考えようということなのか、それともやっぱりそこはおのずと前回のスケジュールにのっとった場合とは違うので、そこのところはある程度差を設けますか。

 

○溝口知事

 そこまで今、具体的なところまでは我々も考えていません。国の方はやっぱり、いつまでにということがあるでしょうから期限を切らざるを得ないでしょうが、しかし、その後も合併が進むということは国も望むことでしょうし、それからたしか国の方の改正された合併に関する法律では、その後の合併等について関係のところから要請があれば、そういう要請をよく考えて、県等も対応するというようなフレームワークになっていたと思いますよ。だから、今、そういう具体的なところまで決めるのは難しいですから、よくお話を聞いてやりたいということです。

 

○山陰中央新報

 そういう意味でいうと、財政的な支援というのはある程度考慮していく問題だということ。

 

○溝口知事

 それはもう当然の前提でしょうね。それはやっぱり時期が遅れたのは、遅れたなりの地元の理由があるわけでしょうから、それぞれ努力をしたけども、その時点までにはならなかったということがあるでしょうし、いろんな事情があるでしょうから、よくそういうことを聞きましてね。

 

○山陰中央新報

 財政支援の中身は、電算システムの統合とか、誰がどう見てもかかるお金と、あと広く地域振興に使ってもらうという、目的や濃淡がいろいろあると思うんですけど、その辺はどうですか。

 

○溝口知事

 私もちょっと厳密なところまでは覚えていませんけども、合併が始まる際にある程度のモデルのようなものがあって、そういうものに沿って県も合併が進むように努力をしてきた経緯もありますから、それが若干時差をもってそういうことがなっていくということになると、そういうこともよく勘案しないといけませんね。

 

○山陰中央新報

 じゃあ、そういう時差があったことはそんなに問題ではないということ。

 

○溝口知事

 そこら辺は私からどうこう言える状況にまだなっていませんから、話をよくお聞きしてから判断したいと考えております。

 


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