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4月(第2回)定例記者会見(4月20日)


 

■知事コメント

 

 いつものように、冒頭に何点か私の方からコメントしまして、それから質疑に入ります。

 

 最初は、先週の金曜日に島根原子力発電所の保守管理の不備に関連しまして、県と松江市と合同で立ち入りの調査を行いました。点検の計画表と実績の報告との間に不整合があるということが判明して、中国電力は保安院にも報告をし、さらに原因の究明を今やっておりますが、県、市としても、どういう状況でどういうことが起きたかということを直接現場にも行って確認をしてこようと、こういう趣旨であります。調査結果の概要は、16日に報告させていただいたとおりであります。

 

 それから、国の原子力安全・保安院も昨日と本日、2日間、立入調査を実施しておると、こういうことですね。

 それで、今後の予定としては、4月末までに原因究明の作業を中国電力が行った結果を保安院に報告をすると。保安院はそれを受けてさらに確認、チェックをするということになります。

 

 また、そういう動きを見まして、県、市も現場の調査、確認をする予定にしておりますけれども、実際いつ行うかは、作業の進みぐあい、国への報告、それから国のチェック、調査の状況を見ながら決めていきたいというふうに思っておりますが、いずれにしましても、中国電力におきまして今回、総ざらいをして、一日も早く原子力発電にかかわる信頼の回復、安心・安全に対する信頼の回復に努めてもらいたいというふうに思っております。

 

 それから、2番目でありますが、これも先週金曜のことでありますが、東京に私も出かけていきまして、ANAの本社を訪ね、伊東社長にお会いをして、萩・石見空港における大阪便の維持をお願いをしてきたということであります。

 

 やはり萩・石見空港の近辺を見ますと、あの周辺、地域は高速道路あるいは新幹線等が十分整備されてないという意味で、空路というのが大きな意味合いを持っているという地域でありますから、そういうところの路線の維持というのは、その地域の産業の発展、観光の振興等にとって大変大事なことであると思っておりあります。それから、3月の中旬に申し入れがあって、まだ1カ月ぐらいしか検討時間もありませんし、突如出てきた話ですから、やはり......。そういうこと。

 

 それから、我々としても地元と一緒になって搭乗率向上、利用率向上に向けていろんな対策も考えるので、そういうことをある程度一定期間実施した上で評価をし、両者で評価をしてその後の取り扱いを決めるというのが現実的じゃないですかと、そういう枠組みで検討するということはどうですかというような提案をしまして、ANAの方も検討しましょうということであります。

 昨日、月曜ですね、ANAの方からも週末が明けて、引き続き検討中でありますというとりあえずの連絡が来ておりますが、さらに鋭意両者の間で検討すると。私どもとしては、4月に路線の休止の届け出をするということになりますが、それは差し控えていただきたいという方針で交渉、話をしていきたいというふうに考えているところであります。

 

 それから、次の関係は、ここに4枚パネルが出ておりますが、今週末ぐらいから5月の初めにかけて連休が始まるわけです。行楽のシーズンであるわけでありますが、県のいろんな施設でもいろんな催しをやって、県民の方々においでいただくような工夫、いろんな展示もしていますので、それをちょっと紹介しようということであります。

 

 左の松江の県立美術館ですけども、中右コレクションという日本でも有数のコレクションがありまして、その浮世絵展を21日から5月26日まで行うと。写楽、歌麿、北斎、広重、四大浮世絵師と言われておりますけども、その浮世絵が170点ぐらい来ておると。非常にこの図柄を見ても興味深いものですね。

 

 それから、グラントワ、石見美術館におきましては、4月の23日から5月の31日まで「花とともに」ということで、日本美術における室町から現代までの500年において花というものが絵画等においてどういうふうに扱われてきたかというのを展示することになっている。室町時代の花鳥画というのがありますね、屏風だとか掛軸とか、花と鳥がかいてある、これも一つのテーマ。それから池坊家などに伝わる花伝書とか、あるいは近現代の日本画、洋画における花、島根出身の橋本明治さんの絵などもあり、それから現代では着物、ドレスなどに花がどう扱われてきたかと。森英恵さんのドレスなども飾られるということであります。

 

 それから、古代出雲歴史博物館でありますが、「BATADEN」の特別展を行うと。一畑電車、創設時は一畑軽便鉄道株式会社と言われておりますけども、明治45年、1912年に創設をされて、ほぼ100年になるわけであります。

 それから、長らくデハニといった電車ですね、昭和の初めにつくられたものがずっと動いておったわけですが、安全面から営業に使うということにはもう耐用の年数も過ぎておるんでリタイアをしたわけですけれども、これを保存をしようということで、県の方もいろんな方の意見を聞いて保存の方向で検討していますが、とりあえずは展示だとか、あるいは時々特別な運行、あるいは停止をしている電車の中を見学できるとか、いろんな工夫をしていきたいというふうに思っておりますが、今回の展示では、過去100年間のいろんな資料ですね、電車の部品とか図面、写真、パンフレット、それなども展示をされ、それから会期中には出雲大社駅にデハニ50を特別展示をするということもやったりします。

 それから、5月の末には、このばた電を舞台にした「RAILWAYS」という映画が公開をされますが、その紹介などもするということであります。

 

 それから、一番右ですけども、これは前回御紹介しましたけども、三瓶のサヒメルで「世界のチョウ」展、4,000点ぐらい展示しております。同時に、3月の末にプラネタリウムが新しい施設に切りかわっておりますから、これをごらんになるのも楽しいことだし、大人も子供もきっと楽しめるんじゃないかということで紹介をさせていただきます。

 

 それから、展示がありませんが、もう一つ、アクアスですね、しまね海洋館でありますけども、4月の15日に開館10周年を迎えまして、4月の29日に県として記念式典を開催をするということにしています。記念式典にあわせて感謝祭を行うということで、海鮮の大なべを用意して、来館者の人に振る舞うとか、あるいは石見神楽、もちつき、吹奏楽の演奏、それから記念講演などもあるということであります。私も記念式典に出席することにしております。

 


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