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1月(第1回)定例記者会見(1月7日)

質問事項

1.大雪被害に対する対応について

 

○山陰中央テレビ

 大雪に関してですが、今回の管轄を越えて除雪体制の見直しの指示を行ったということでありますが、その指示の内容と、管轄を越えたりすることへ踏み切った知事の思いというところの2点をお聞かせください。

 

○溝口知事

 今回の場合は、大雪が降りましたが、地区によって様相が大分違いましたね。宍道湖の西辺ぐらいからだんだん松江、安来、鳥取にかけて大雪が降り、中山間地域は普通の年でもかなり降りますが、平地でそういうところに集中して降りましたね。ほかの地域でも降っておりますけれども、降り方が大分違いまして、そういう意味で、こういう事態は余りなかったわけでありますけども、そういう意味で、県土整備事務所でいいますと、松江の県土整備事務所、それから出雲の県土整備事務所等々が、各地に拠点があるわけですけども、雪の少ないところは早く終わりますね、除雪等が。そういうものを深いところに投入をするといったようなことを考える必要があるわけですけども、大体県道は大きい路線ですから、あるいは県が管理している国道というのは大きい路線で、路線の一定区間をある程度積雪が大きくなりますと、深くなると除雪をしてもらうという契約を、もうしているわけですね。

 

 したがって、そういう契約をほかの地域の業者にも緊急時には及ぶようなことを考えたらどうかということです。それから、管轄の中でも路線の業者さんの担当というのは決まっておるんですね、そうしないと指揮ができませんから。それは事前に計画してあるんですけども、それも業者さんによっては早く済む場所としにくいところがありますね。それで今回なんかは、管轄内では早く済んだところにはもっと残っているところにするような指導をして、連絡をしてやってもらっていますけれども、それを管轄を越えて、異常な場合にはやってはどうかというようなことであります。

 

 ただ、いずれにしましても機材の充実を、県も民間の建設業者さんの方での除雪車が減っておりますから、県の方でも増加をするということはやっておりますけれども、こういうこともさらにやっていかなければならないだろうというふうに思います。

 

○山陰中央テレビ

 そこに至った思いみたいなものというのは、どんなところがあるんでしょうか。

 

○溝口知事

 それは、こういう大雪の場合には、やはり機材がないと、足りませんから、さらにやらなきゃいかんと。例えば今回の場合でも、ロータリー車という特別な大型の除雪機は、県の西部の方から持ってきまして活用するということは既にやっていますけども、そういうものをさらに拡充をするということであります。

 

○山陰中央新報

 そうすると、県所有の除雪車をより充実するように検討すると。

 

○溝口知事

 ええ、それもあるし、大型のものになると県でしょうし、建設業者さんも自分のものをお持ちですから、そういうものを活用すると。

 

○山陰中央新報

 建設業者が、そういうものは何十年に一回の大雪のために持てないという現状があって......。

 

○溝口知事

 そういうものは県の方でできる限りやっていくと、こういうことですね。

 

○山陰中央新報

 それと、業者が管轄を越えて、例えば出雲の業者が松江に来るといった場合は、県の建設業協会とのいわゆる、例えば大田でやっているようなことを県全体で考えるというような見直しが必要だと思うんですが。

 

○溝口知事

 それは業界全体の協力を仰がなきゃいけませんが、個々の契約は個々の業者とやりますからね。

 

○山陰中央新報

 それと、現実として今、スケジュール感なんですけど、今シーズン、まだ積雪が予想されるところがまだあと二、三カ月、あと今期の契約では3月の終わりということなんで二、三カ月あるわけですけど、それはできるところからやっていくという、今シーズンのできるところからの改善をイメージしておられるということでよろしいんでしょうか。

 

○溝口知事

 そういうことでいいです。これから業者の方とも話をしなきゃいけませんけどね。

 業者さんの方も御自分の仕事がありますから、どこまでできるかということはありますので、そこは相談をよくしないといけませんね。

 それから、一般的なあれは、やはりそれぞれのところで路線を事前に決めておかないといけませんから、相対的に余裕があるところから、場合にはお願いをすると、そういうことを契約に、詳細は私もまだ具体的にどうするかは聞いていませんけれども、そういうような内容を入れるということだろうと思いますけれどもね。

 

○山陰中央新報

 要するに今回みたいな大雪が降った場合は、県道が、余裕が終わったら市道をというのじゃなくて、どちらも一斉に、一度に、一日、二日間のところで一斉に必要になるという状況になってるんですが。

 

○溝口知事

 だからそれはみんな、そういうことはありますけれども、やはり交通量の多いところから、国道、それから国道も県管理と国管理がありますけども、国の方は国で機材をお持ちですね。それから市道、そういう連携もさらに強化をしなきゃいけませんね。

 

○山陰中央新報

 それともう一つ、今回、県とこういう自治体、市区町村と県の問題なんですけど、機械の型番まで確保してるわけじゃないんで、業者さんと機械を、こういう機械ということで契約しておられるんで、県と市がかち合っているケースが取材の中でも判明したんですが、そうすると早く連絡した方に、県道と市道は別に県道を優先するというようなルールがあるわけじゃないので、早く確保した方に行くというケースがあって、なかなか県と市の間の連絡体制というか、そういうところに問題があると考えるんですが、その辺のところは、契約のあり方というのはどういうふうに考えておられますか。

 

○溝口知事

 そこは、絶対量が制約がありますから、その中で有効な部分からやっていくということになりますが、交通量の多寡で国道、国管理、県管理、市管理というふうになってますから、ある程度全体を効率的に進めるためには交通量の多いところからやっていくということが自然でありますが、業者さんの中でも道路の区間によってまた違いますからね、同じ県道でも。そういうときには融通をし合うとかいうことも可能ですから、そういうメカニズムをもう少し整備をすると。

 

○山陰中央新報

 メカニズムというのは、配車というか......。

 

○溝口知事

 だから調整ですね。

 

○山陰中央新報

 はい。

 

○溝口知事

 ただ、今回のような場合は、どこも余裕は余りありませんでしたからね。

 

○山陰中央新報

 結局、この業者さんが減ってるというのは、公共事業の減少という面と、要するに建設業者さんの方に余裕がないということが一つ大きな遠因としてあってる、その中で県の方も機械を持たないといけないということだと思うんですけど、こうやって財政が厳しくなり、人が少なくなり、建設業者が少なくなりといったときに、こういう災害が起きたときに、結局県として自前でやっていくのか、今度は国の方に一定部分役割としてお願いをするという分担の問題というのはかなりこれから大きくなってくるんかなというふうに思うんですけれども。

 

○溝口知事

 ええ、そういうのもありますし、結局国がやるにせよ、県がやるにせよ、市がやるにせよ、一定のコストをかけるほかないということですね。コストをどう分担するかというのは次の問題でありましてね。

 それから、そういう事業の分担のときになるべく効率的にやるような連携のメカニズムをさらに強化するという努力をしなきゃいかんと思います。

 

○中国新聞

 先ほどつまり機材を拡充、増加を検討されるってあれでしたけども、業者さんがもう持てないということは、県の所有をふやすという意味合いでよろしいんですか。

 

○溝口知事

 ええ、県もここ2年ぐらい、20台ぐらい、今年度、昨年度、増強しておりますけどもね。

 

○中国新聞

 さらにふやすと。

 

○溝口知事

 いや、昨年度しましたが、今後もそういう努力はしたいと思ってます。

 

○山陰中央新報

 今回、鳥取県の方では倉吉の国道事務所で体制の不備があったことに端を発して、きのう、既に国と県の方で会合を持たれていますが、ああいうところにちょっと島根県もかんでいかないといけないと思うんですけど、国との、今回、松江国道事務所を含め、島根県側の国道の体制は、知事としてどういうふうに評価しておられますか、初動体制。

 

○溝口知事

 国道の方は、安来の管内の国道につきましては、動けなくなった車があったわけですけども、そういう石油の供給だとか、国道事務所の方と安来市の方でやり始めましたからね、鳥取県のような事態とはちょっと様子が違っておったと思います。そういう意味では、国道の管理について迅速な対応はしていただいたというふうに見ております。しかし、いろんな問題がありますから、整備局の方にも今後、そういう連絡調整の点について改善すべき点等、よく相談していきましょうというお話は伝えてあります。

 

○山陰中央新報

 知事、いろんな問題もあるというふうにおっしゃいましたけど、例えばどういうところに問題があるというふうに。

 

○溝口知事

 さっき言ったように、例えば国の方で機材の余裕があるようなことが仮にあれば、そういうことをやる必要があるでしょうし、そういうことを含めということですね。

 

○新日本海新聞

 大雪に関連しまして、観光の方も相当影響を受けてるようですけれども、年末年始、書き入れどきということで、特に宿泊施設など、キャンセルが非常に多くて打撃は大きいかと思うんですが、そのあたり、県としてフォローアップの体制などはいかが考えていらっしゃるんでしょうか。

 

○溝口知事

 キャンセルが容易にできるような社会になりましたからね、インターネットのもの、予約もインターネット、キャンセルもというようなことでありまして、事実それから来れない方もおられたわけですけれども、観光業界の状況などもよくお聞きして、必要な支援等を考えてまいりますが、既存のいろんな融資等の制度もありますから、そういうことも含め、必要な対応をよくやっていきたいというふうに思います。

 

○新日本海新聞

 あしたから3連休に入るわけですけども、そのあたりも大分影響が出てるとも聞いてますし、今後、県としてPR活動ですね、とりあえず峠は越えたということで、そのあたり、観光PRなどという形では何か考えていらっしゃるんでしょうか。

 

○溝口知事

 PRは全般に、これは大事な課題ですからやってまいりますけども、今回の大雪につきましても、必要なPRはよくやっていきたいと思います。

 

○新日本海新聞

 今のところ具体的にはないんですか。

 

○溝口知事

 今、ホームページ等で県内の復旧の事情等は細かに出しておりますし、それからキャンセルされる方々なんかもそういう情報を見てやられますから、そういうことを充実をしていきたいというふうに思います。

 

○山陰中央テレビ

 県として必要な支援、助成をしていくということですが、きのうも少し安来でお話しになってましたけれども、もう少し具体的なビジョン等がもしおありになれば......。

 

○溝口知事

 どういう分野ですか。

 

○山陰中央テレビ

 時期とか額とか、助成の方法とか、支援の方法とか。

 

○溝口知事

 いや、どういう分野のものについてですか。

 

○山陰中央テレビ

 農業にしかり観光にしかり漁業にしかりですけども。

 

○溝口知事

 農業につきましては、これまでも大雪は何度かありまして、ハウスが倒れるとかありまして、そういう支援の制度を活用していくということはやってまいります。そのためには、被害の状況をよく調査をしてみないといけませんから、それをした上でやってまいります。いずれにしましても、雪がある間はすぐ建てかえるということになりませんから、それから農業者の方々がどういうふうに再建をしようと、そういう話をよく聞かなきゃいけませんから、そういうのを聞きまして対応しますが、既存の予算も活用できるものはしますし、それから既存の融資制度もありますし、それから、さらに足らなければ、前にも申し上げていますが、補正でやったり、あるいは来年度の予算でやったり、いろんなことをやっていきたいと思います。被害の、個々の方々の状況をよく調べ、それから個々の方々がどういうお考えでおられるのかというのをよく地域地域、各業者さんごとに丁寧に相談をしていきたいと思います。それから、国につきましても、可能な支援は強化してもらいたいということであります。

 

○山陰中央新報

 今回、小型漁船の転覆の、船をどうもとに戻すかということについて、激甚災害の指定も可能かどうか検討されていくということなんですが、これは既存の制度融資とかで間に合うような、そういう今回は規模なんでしょうか、その辺の現状認識はどうでしょうか。

 

○溝口知事

 漁船の方は、島根県の中では大きいのが4トンぐらいのが1隻、2トンぐらいのが1隻だったですか、あったと。それで、多くのものは中海の中で一本釣りをされるとか、あるいは宍道湖の中でシジミをとる船ですね、そういう船外機の転覆ですね、雪の、あるいはそれで沈んだりというのもありますが、そういう状況のようです。

 それで、大型船の場合は大体保険がありまして、国の助成もあって保険制度で対応しておるようであります。保険に入ってない方々もおられますから、そういう方々に対してどういう、被害の状況などをよくお聞きしたり調査をして、どういう支援ができるか対応したいと思いますが、それは皆さんの状況等もよく調査をした上でやっていく必要があろうと思います。

 

○山陰中央新報

 保険に入っていない人に対してどういう支援をするかというところは、県単独の部分で考える部分になるということですか。

 

○溝口知事

 ええ、そこら辺はほかの、農業も同じでして、共済で対応できるところもありますし、保険の対象にならない分野なんかがありますから、そういうときに単独で助成をするといったような例はありますけども、被害の実態を踏まえて、そういうところをよく相談、検討していきたいということです。

 

○山陰中央新報

 雪が解け始めると、また土砂の崩落とかというおそれも、去年もああいうふうに鹿島町でああいうことも起きて、この辺についての例えば調査だったり対応だったりというのはどういうふうに思われるんですか。

 

○溝口知事

 雪崩の注意は、付近の状況等をよく注視をして、必要な広報、注意喚起、これは市町村と一緒になってやらなきゃいけませんが、やっていきたいというふうに思います。

 

○山陰中央新報

 もう実際調査とかっていうようなこと、危険場所とか。

 

○溝口知事

 雪崩の危険なところはそれぞれ、地区地区で注意をされておられると思いますが、さらにそうした問題についても注意喚起をやっていきたいと。

 

○中国新聞

 それで、農業や漁船に対して県単独で支援制度を設けたりとか創設したりという可能性みたいな、今、検討はされてますでしょうか。

 

○溝口知事

 それももちろんありますね。どういう国の支援なり、あるいは保険制度ですね、保険というのは共済を含めてですけども、農業共済なんかを含め、通常でありますと、大体そういうものでカバーされますけども、カバーし切れないようなものがどの程度あるか、被害の状況はどうかといったような点をよく調査をし、関係の方々とよく相談した上で対応していく必要があるということです。

 


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