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9月(第2回)定例記者会見(9月16日) 

質問事項

4.新型インフルエンザ流行時における対応について

 

○山陰中央新報

 新型インフルエンザ関連なんですけど、いよいよ厚生労働省がピークを迎えるという予測する時期が近づいてきてるんですけども、県内でも特に医療関係で、医師不足などが続く中で流行があると、病院に人がごった返して本来の救急機能とか、そういったものの機能が低下してしまうおそれもあると思うんですけども、県としてそういった医療体制の維持とか、そういう具体的な対策ですね、いよいよピークを迎えるわけですけども、どういうふうに今お考えでいらっしゃいますか。

 

○溝口知事

 一つは、やはり感染予防といいますか、それが一番大事ですね。それは県民の方々への啓発だとか、いろいろやっておりますし、それから感染が始まった場合には早く、生徒が集まる学校とか福祉施設のようなところでは閉鎖のようなことを早目にやるとか、そういう感染が広がるのを防止するというのが一番大事ですね。

 

 それから、それでもなかなか感染は防止できませんから、今回の場合はいろんな疾患があったり、妊婦の方などは重症化するおそれがあって、重症化するとむしろ入院をして治療しなきゃいかんということでありますから、次にやっていることはベッドの確保ですね。これは既に相当やってきております。それで今回の補正予算でもそういう対応を進めるための予算を計上しています。

 

 それから、新型インフルエンザにかかった場合は、通常の場合はタミフルといった抗ウイルス薬が効きますから、その備蓄をずっとやっていますね。これは国がやりますし、県も必要な分をやっています。それから新型インフルエンザのワクチンの製造がずっと行われているわけですね。これは国の方でやっていますが、それも、国も県も、それから市町村も負担をすることも考えられることから、県の必要な予算は今度の補正予算に計上したりして、そういう対応ができるようにしております。

 

 そこで、非常に患者数が増えますとと、おっしゃるように、いろんな問題が出てきますので、医療機関と、あるいは市町村と連携を保って機敏に行動できるように、ただいま準備をしております。

 

○山陰中央新報

 ベッドなんですけども、今のところ17病院で303確保されて、600が目標だと思うんですけども。

 

○溝口知事

 それも今、正確な数字は覚えていませんけれども、増やす対応をしておりますね。

 

○山陰中央新報

 流行が起こったときに、今の現場ではもう対応困難というような声も聞こえてくるんですけども、この人数で、さらにインフルエンザの患者が来て本来の診察もできないようになるかもしれないというんですけども、県として、流行が来たときに対応できるというふうには今お考えでいらっしゃいますか。今は厳しいということですか。

 

○溝口知事

 お医者さん、それから看護師さん、医療関係者の人はふだんから忙しいわけですから、それに新型インフルエンザの患者さんが増えると、これは大変だと思います。だから、しかし、どこかから支援に来てくれるということになりませんね。ほかの地域も同じ状況ですから。だから県内で一致協力してそういう事態に対応するということですね。それが円滑にいくようにできるだけの努力をしたいということです。

 

○山陰中央新報

 あと、自治体や企業に関して1点、県庁でも職員の方がどんどん感染した場合とか、そういった場合は県民サービスへの影響が懸念されると思うんですが、その点についてはいかがですか。

 

○溝口知事

 それは県の方もそういう事態に対応する対策は考えておりますけれども、企業も同じですね。いろんな物資の流通だとか必要なものが店に並ぶとか、あるいは水道、電気、そういうインフラ関係もちゃんと回っていくように、企業はもう検討されていますし、我々の方もそういう計画をつくってくださいというお願いをしております。


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