• 背景色 
  • 文字サイズ 

9月(第2回)定例記者会見(9月16日) 

質問事項

2.会計検査院による会計検査について

 

○朝日新聞

 この前、千葉県で不正経理の問題、裏金問題が出てきたんですけれども、今、例えば会計検査院があちこちの都道府県に入ってきてるんですけど、島根県にはそういった検査院の検査がどうなっているのかということと、県が独自の調査をする予定はないかどうか教えてもらえますか。

 

○溝口知事

 その問題は、去年の10月ぐらいにあったんですね。会計検査院が検査をした結果を公表されて、大体会計検査院は11月の初めぐらいにその年間の作業を終えて、国会に報告をするということがあって、その中でたしか幾つかの県がそういう問題があるというのが出まして、それで我々の方もそういうことがあるのでよく独自でも調査をしようということで始めました。しかし、ほかの県でも会計検査院が同様の調査をするということに、すぐにその後決まりまして、私どもも会計検査院が調査をするのであれば、その中に我々の調査も合流していくということを申し上げておりましたが、それがずっと進んでおります。

 

 必要な証憑書類とか帳簿とかを会計検査院に出しまして、それで会計検査院がそれを分析をして、それでこれはどうなっているかとか、あるいはほかの調査をされたりして、そのやりとりがずうっと進んでいるわけです、島根県につきましてもね。それで、今の予定では11月の初めぐらいに、最終的に各県の今年調査したものをまとめて公表することになると思います。

 

 そういうことで、会計検査院の調査の中身を具体的にこうだということを我々の方から言うことはできませんが、我々の方にももちろん、これはどうなっていると聞いてこられたり調査に来られますから、そういう中で把握しておって、皆さんの、県民の方の御関心がありますから、そういう質問にある程度お答えするのは必要だと思ってお答えするわけですが、千葉県では、たしか30億円とかありましたね。島根の中ではそんなようなものはないようですね。

 

○朝日新聞

 裏金ではないということですか。

 

○溝口知事

 例えば裏金とか、あるいは不正な使途に私的流用するとか、そういうものはないと聞いております。

 

 それから、年度区分の処理ですね、発注をしても、物が届かなきゃ翌年度の支出ということに補助金はするんですけども、そういうものの処理が適正でなかったというようなものはあると聞いておりますが、いずれにしても、そういうものを含めましても金額が億の単位になるというようなことはなさそうだと思います。

 

 この問題が去年ありまして、我々も県庁内で若干の調査をし、それから会計検査院の調査も受けたわけですが、その過程で県としてもそういう処理を的確、適正にやっていかなきゃということで、各部署でやってきております。それが今の現状でありますね。

 

○朝日新聞

 年度の区分の問題というのは、つまり繰越金の処理とか、そういったもので若干上がるということでしょうか。

 

○溝口知事

 ほかにもあると思いますよ、出張で東京に行く場合に、補助事業目的のほかに、他の出張目的と一緒になって出張するようなときに、その補助金の関連の事務として計上されていたというようなこともありますけれども、いずれにしても裏金とか私的流用とか、そんな問題はないというふうに報告は、とりあえず今の段階では受けております。

 

○朝日新聞

 県独自の調査は、いつごろからいつごろまでやって、どのぐらいの結果が出るのでしょうか。

 

○溝口知事

 いや、だから県独自の調査はやろうとしたわけです、去年の11月ごろから始め出したんですが、証憑書類は全部検査院に出してくれということになりましたから、この件については何度かこの場でも申し上げているように、我々もやり始めてるけども会計検査院が実際にやれば、その調査と合流しますということで、独自の調査はその中に溶け込んだということですね。それで今申し上げたような問題が検査院とのやりとりの中で、今、把握しています。しかし、いずれにしても正式な報告、検査の結果は検査院がやられるものですから、我々がこの段階でどうこうということは言えないわけですが、しかし、ほかの県でもありますから、概略を今、お話をしたということです。

 

○山陰中央新報

 裏金や私的流用はないということが確認されてるということと、出張の経理の部分、それから年度区分の経理の問題があるということですね。

 

○溝口知事

 年度区分の経理、あれは金額的には大きいと思いますね。

 

○山陰中央新報

 それは、要は会計検査院としては不適切だと言ってるわけですか。

 

○溝口知事

 そうですね。そういうものも不適切だと。

 

○山陰中央新報

 ボリューム感としてはどうでしょうか。

 

○溝口知事

 そういうものが多いですけども、島根県の場合は。要するに全体として億の単位になるようなものでは今のところないだろうと見ています。しかし、そうであってもちゃんとやっていかなきゃいかんわけですから、その問題については去年、県の点検委員会などで検討して改善してきているということであります。


お問い合わせ先

広聴広報課

島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp