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6月(第2回)定例記者会見(6月29日) 

質問事項

2.中国電力関連について

 

○中国新聞

 中国電力の件で2点お伺いしたいんですけども、松江市の松浦市長が、使用済み核燃料に対しての課税を前向きに検討したいと表明されておりますが、それに対しての知事のお考えと、あと、原子力部門を松江市にというふうにも表明しておられますけども、それについて知事のお考えを2点お伺いしたいんですが。

 

○溝口知事

 最初の点の使用済み核燃料に対する課税については、松江市の市議会で調査検討をするというお話があったということは聞いております。私どもといたしましては、それは松江市自身、そうした課税をどう考えるかという松江市の問題でございまして、松江市として検討されていくことになるだろうと思っております。

 各県の状況などを見てみますと、県とともに市も課税している例は新潟と鹿児島であるようでございますので、そういう例も参考にされながら、松江市の方で調査研究を十分されるんではないかというふうに思っております。

 それから、2点目の中国電力の原子力の部門を松江市に移転してはどうかというお話も松江市の方でされているということは承知をいたしております。この点、私どももそういうことが実現されることはいいことだとは思っておりますけども、中国電力の方も私企業であり、原子力の発電施設はほかにもあり得る可能性があるようでございますから、そういうことも踏まえて中国電力の方でよく御検討されるという問題ではないかというふうに考えております。したがいまして、松江市のそういう意向については、私どもも支持をしてるといいますか、松江市のおやりになっていることについてはサポーティブであるということですね。

 

○中国新聞

 そうしますと、市と中電とのもちろん関係なんですけれども、県としては応援と申しますか、サポートをしてくれというような依頼があればサポートするしというようなお立場、お考えなんでしょうか。

 

○溝口知事

 私どもの考え方としては、松江市の主張は理解しておりますし、我々もその考えを支持するわけでありますけども、やはり中国電力自身の状況があるわけでありますし、そこら辺も当座はよく見ながら対応したいということでありますね。やはり原子力発電にかかわります安全管理という全体像の中でこういう問題も考えていく必要があるという考えであります。

 

○山陰中央新報

 ここでやっぱり一連の不適切な事案が、中電の中でデータ改ざんなどの問題があったことを受けて松江市も発しているわけですけども、その安全対策上、やっぱり松江市にそういう部門があるということは、知事御自身もそれが望ましい形であるというふうにお考えになっているということでしょうか。

 

○溝口知事

 詳細に検討しておるわけじゃありませんけども、現場に近いところに現場を指揮する部門があった方がいいという一般論は理解できるところであります。ただ、複数そういうことが、原子力発電所が島根県以外にもできたりするとどういうことになるかという問題もあるわけでございまして、そこら辺は中国電力の方でも考えなきゃいかんことでありまして、私どもの方でこうしなさいと言う状況にはまだ、具体的にしてほしいとか、こうしなさいという具体的なところまでは、まだ行ってない段階じゃないかと。意見交換をしていくということじゃないでしょうかね。

 

○中国新聞

 例えば使用済み核燃料税の件に関しては、これは本当に市と中電との協議ということに純粋になるとは思われるんですけども、原子力部門の移転ということに関しては、県も、もし望むのであれば市と足並みをそろえて要望していく必要があると思うんですけれども、そこまでのお考えは現在としては県として持っていないということでしょうか。

 

○溝口知事

 いや、意見交換をしながらどういう問題があり、どういう利点があり、そういうことをよく議論しながら対応していく方が適当だと、そういう段階ではないかと思いますね。

 

○山陰中央新報

 意見交換というのは。それは県と松江市。

 

○溝口知事

 それは松江市ともあるでしょうし、あるいは中国電力ともあるでしょうし、それぞれの考えをお聞きするということですね。

 


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