青りんごの匂いがするカメムシ?外来種カメムシを発見!
10月末のよく晴れた寒い朝、中山間地域研究センター内の建物近くの道路で、ゆっくりと歩いている
マツヘリカメムシの成虫1頭(写真)を発見しました。
マツヘリカメムシは北米原産の外来種で、アカマツやクロマツなどのマツ類の種子から汁を吸う、林業害虫として
知られています。日本では2008年に東京都で初めて確認され、その後、全国各地へと分布を広げています。
島根県内では、これまでに松江市、出雲市、大田市で確認されていますが、飯南町では今回が初めての確認となります。
ただし、今回発見したのは1頭のみであり、町内に定着して繁殖しているかどうかは、まだ分かりません。
発見した時期や場所から、冬を越す場所を探していた可能性もあります。
カメムシといえば、刺激を与えると独特の臭いを出すことで知られています。しかし、このマツヘリカメムシは、
なんと青りんごのような匂いを出すといわれています。私も実際に匂いを嗅いでみましたが、ほのかに青りんごのような
清涼感のある香りがしました。
さらに、マツヘリカメムシには、銀色の光沢があるものに集まるという不思議な習性があります。この習性を利用して、
他県では銀色の脚立を使った捕獲トラップも開発されています。なぜ銀色のものに集まるのか、その詳しい理由はまだ明らかに
なっていません。
今回の発見をきっかけに、飯南町での分布状況や、今後の動向にも注目していきたいと思います。
写真.確認されたマツヘリカメムシ成虫(2026.10.28)
***森林保護育成科 (0854-76-3822) ***
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