学生調査員育成事業

島根県では、統計調査員確保対策の一環として、学生調査員育成事業を実施しています。

1.事業目的

1.人口減少と高齢化の進展による統計調査員不足への対応

2.IT機器を利用した調査の増加などに伴う統計調査員の負担増への対応

3.学生の、公的統計への理解促進と調査に対する協力意識の醸成、調査活動を通じた地域の実状把握、及びコミュニケーション能力など実践的な能力の習得

2.事業内容

 令和7年国勢調査では、松江市、浜田市、江津市で、合計31名の学生を調査員として任用しました。

 令和2年国勢調査では、浜田市で11名の学生を調査員として任用しています。詳しくは→こちら

(1)学生調査員の募集

令和6年度から募集活動を開始

  • 島根県立大学浜田キャンパス、松江キャンパスで、調査員活動に関する説明会の開催・説明動画の配信
  • 島根大学・島根県立大学の教員を通じて、学生に対する調査員の周知・動画資料の配信
  • 市役所からの働きかけ(松江市、江津市)

【参考】説明会チラシ説明動画資料

(2)学生調査員マナー研修の実施

  1. 調査員希望者に対するマナー研修の開催(R7)

研修の様子 接遇体験

  • 希望者には執務室見学

執務室見学の様子

  • 江津市では、市独自でマナー研修を開催

(3)調査員としての活動

 令和7年国勢調査において、学生調査員として活動した学生は31名です。

 活動内容は、8月に市町村が行う調査員説明会の出席、9月下旬から調査書類の配布、10月には調査票の回収・督促などの業務に携わりました。担当した調査区数は、調査員一人あたり1~2調査区(1調査区当たり約50世帯)でした。

学生調査員の内訳(人)
学\活動地 松江市 浜田市 江津市 合計
島根大学 14 14

島根県立大学(松江キャンパス)

2 2

島根県立大学(浜田キャンパス)

4 11 15
合計 16 4 11 31

 

(4)学生調査員活動報告会

 令和7年11月18日(火)、島根県庁にて国勢調査学生調査員活動報告会を実施しました。

 参加した学生調査員は、島根大学2名、島根県立大学2名の計4名でした。

 報告会の様子は、メディアでも取り上げられました。

1.知事への報告

 前半では、学生調査員から知事へ体験報告を行い、知事からコメントをいただきました。

 学生調査員からは、不在や空き家が多い、説明がうまくいかないなどの体験を語ったうえで、後輩に向けて、「学生調査員はめったにできない経験で、自分の将来にも役立つものなので、大変だけれども、ぜひ後輩にも参加してほしい」との感想を知伝えました。

報告する学生

 報告を受けた知事は、今回の国勢調査への協力に感謝を述べるとともに、「学生調査員の貴重な生の声を参考に、今後の国勢調査の実施に向けて効率的な体制づくりに向けて取り組みます」と述べました。

 学生の声を聴く知事

(参考)知事トピックス

 

2.学生と統計調査課職員との懇談

 報告会の後半では、統計主管課職員との意見交換を行いました。

 独自で学生を調査員として任用した江津市から報告をいただきました。

 江津市からの報告

 続いて、今後の国勢調査の実施に向けた、学生調査員との意見交換を行いました。

 学生からの意見

 白熱する議論

お問い合わせ先

統計調査課

個別の調査等に関する問い合わせは、それぞれの担当係へお願いします。

島根県政策企画局統計調査課
〒690-8501島根県松江市殿町1番地 (事務室は本庁舎6Fにあります。)
TEL:0852-22-5069 FAX:0852-22-6044
e-mail:tokei-chosa@pref.shimane.lg.jp