毎年８月は「道路ふれあい月間」として、安全で快適な道路環境を保持するため、交通安全施設の点検と整備、道路の正しい利用と道路愛護思想の普及徹底をはかり、道路を常に広く、美しく、安全に利用する気運を高めようと、各種の催しが行われます。

　道路の愛護活動に努めた方は国土交通大臣または知事から表彰されます。

　緑化運動を推進する国の関係諸機関で構成される緑化推進連絡会議が昭和 59 年から毎年実施する表彰で、緑化活動の推進、緑化思想の普及啓発に顕著な功績のあった個人または団体に対し、内閣総理大臣が表彰を行います。

　本県からの受賞は平成24年以来10年ぶりです。

◇受賞団体◇

あじさい友の会（益田市）

　同会は平成２年、緑化・環境美化活動ボランティアを行う「豊川地区ふるさとおこし推進協議会」として設立され、平成５年からあじさいによる花街道づくりに取組んでおられます。

　平成８年には、緑化・環境美化運動の部門が「あじさい友の会」として独立し、定期的に活動されています。

　同会による花壇づくり等の活動は、地域の恒例行事として地域の緑化・美化の推進に貢献するとともに、児童と高齢者の世代間交流の活性化にも貢献しておられます。

　（左写真は知事への受賞報告時のもの）

　国土交通省では、「道路ふれあい月間」中に「道路交通の安全、道路の正しい利用、道路愛護等に努めその功績が特に顕著な団体または個人に対する表彰」という名称の国土交通大臣表彰を行っています。令和４年度は、島根県からは３団体が表彰され、８月24日に松江テルサ大会議室において伝達式が行われました。

◇受賞の皆さま◇

美郷町立大和中学校（美郷町）

　「クリーンアップ大和」と称した中学校の年間行事として年２回、道路上のゴミ拾いや、カーブミラー等の清掃、歩道の草抜き等のボランティア活動を行っておられます。

　生徒会が各学年の活動内容や、活動場所の分担などの実施方針を計画し、全校生徒が活動に参加しており、生徒の自発性の向上にも繋がっています。

反辺自治振興協議会（出雲市）

　平成14年の設立から長年にわたり活動を続けておられます。

　活動に参加される方に応じて業務分担する等、多くの方が参加できるように工夫し活動に取組んでおられます。

　また、一斉活動以外にも日常的に道路愛護活動に取組んでおられ、地域の環境美化に大いに取組んでおられます。

椛谷森の会（吉賀町）伝達式は欠席。益田県土整備事務所津和野土木事業所長から伝達

　平成17年に吉賀町椛谷地域で森や川に関わる活動を通じ、持続可能な地域作りを目的として設立された団体です。

　当団体の活動範囲は10Km以上に及んでおり、地域の環境美化に大いに貢献しておられます。

　島根県では「みんなで守り育てるしまねの道と川の愛護活動表彰」という知事表彰を行っています。道路部門では、道路の清掃活動、沿道への草花の植栽、道路の植樹帯の手入れなど、道路及び沿道の環境を美しく保ち快適な道づくりのため定期的に活動をされている民間の団体又は個人を表彰しています。

　※平成２１年度以降の表彰については土木総務課HPで掲載しています。