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156例目、157例目(12月6日確認)について

確認された156例目および157例目について、12月6日に開催した記者レクの詳細は以下のとおりです。

報道発表資料

1概要

 12月5日(土)に出雲保健所管内の新型コロナウイルス感染症感染者

(154例目)の発生について公表したところです。その後、同保健所において関係者の健康調査(PCR検査)を実施した結果、新たに2名の新型コロナウイルス感染が確認されました。

 

2感染者

【156例目】

(1)年代:30歳代

(2)性別:男性

(3)居住地:島根県出雲市

(4)症状:発熱、軽い味覚異常

 

【157例目】

(1)年代:30歳代

(2)性別:女性

(3)居住地:島根県出雲市

(4)症状:鼻閉、軽い味覚異常、倦怠感、発熱

 

3検査結果

12月6日(日)15時新型コロナウイルス陽性確認

 

4調査の状況

 引き続き、患者の行動調査及び接触者の健康調査を実施中です。

県説明

県説明(PDF)

【患者について】

1.最初に、患者さんについて、申し上げます。

2.本日、12月6日(日)に、県内で「156例目」及び「157例目」となる新型コロナウイルス感染症患者が、出雲市内で確認されました。

3.患者さんは、いずれも「出雲市在住」、「30歳代」の、「男性」及び「女性」であります。
両患者さんは出雲市内で同居されている方です。

4.両患者さんとも、昨日感染が確認された154例目の患者さんの親戚の方で接触があったことから、本日、PCR検査を実施したところ「陽性」が判明したものであります。
5.このうち、157例目の患者さんについては、島根県立中央病院の病棟に勤務しておられますので、この患者さんの勤務状況や病院の対応等については、この後、小阪中央病院長から説明いたします。

6.なお、島根県立中央病院の該当病棟に現在入院中の患者さんを中心に、本日から検査を行うこととしており、検査結果については、改めて、情報提供いたします。

7.また、156例目の患者さんは会社に勤務されており、現在把握できている勤務状況や行動歴については後程説明いたします。
8.次に、両患者さんの症状について説明します。
両患者さんとも症状はありますが「軽症」です。

(1)156例目の患者さんは、
・2日(水)夜に38度の発熱があり、
・翌日3日(木)も37度と発熱が続いたことから、医療機関を受診されています。
・4日(金)以降は発熱は治まったものの、6日(日)には軽い味覚異常の症状があるとのことです。

(2)157例目の患者さんは、
・1日(火)は、鼻づまりがあり、
・2日(水)には、倦怠感の症状も加わったことから、医療機関を受診されています。
・3日(木)は、37.8度の発熱もあります。
・4日(金)以降は、解熱したものの、
・6日(日)現在においても、鼻づまり、軽い倦怠感、軽い味覚異常があるとのことです。

9.両患者とも、現在、自宅待機していただいており、明日、感染症対策を講じた医療機関に入院していただく予定であります。


【現時点での行動歴】

10.出雲保健所においては、感染拡大防止のため、昨日から、行動履歴や、濃厚接触者についての調査を行っており、現時点で把握できた行動歴等について説明します。

<発症の2日前以降の行動>

11.まずは、症状が発症した2日前以降の患者さんの行動についてであります。
この間は、この患者さんから他の方に感染する可能性がある期間であり、感染のおそれの高い濃厚接触者を確認するための調査であります。

12.156例目の患者さんについては、発症日の2日(水)の2日前である11月30日(月)以降についてであります。

(1)1日(火)、2日(水)、4日(金)は仕事に出ておられます。
(2)3日(木)は、仕事は休みで、症状があったことから医療機関を受診されています。

(3)仕事内容は、事務でありますが、窓口業務など、不特定多数と接触するようなものではありませんので、仕事で接触した方は把握できると考えております。
また、患者さんは、仕事中はマスクの着用や手指消毒の徹底など、適切に感染対策を実施して仕事されています。
(4)今後、仕事で接した方などを含め、行動歴の詳細の調査を進めてまいりますが、現時点で、不特定多数の方と長時間接するような行動歴はありません。
13.157例目の患者さんについては、発症日の12月1日(火)の2日前である11月29日(日)以降についてであります。

(1)11月29日(日)、12月1日(火)は仕事に出ておられます。

(2)11月30日(月)は休暇で仕事に出ておられません。

(3)12月2日(水)は、症状があったことから、医療機関を受診されておられ、それ以降は仕事は休んでおられます。

(4)患者さんの勤務状況などについては、小阪中央病院長からこの後説明いたします。

14.仕事などで接触があった関係者については、本日から検体を採取し、PCR検査など必要な検査を実施いたします。


<発症14日前(感染源調査)の行動>

15.次に、発症14日前までの行動について、把握した情報について、ご説明します。この間に、患者さんがどこから感染したのか、この患者さん以外に感染者はいないのか、を調査するものであります。
16.この間の、県外の方との接触や、不特定多数の方の接触があるなどの行動歴の詳細については、154例目の患者さんとともに、現在、詳細を調査中であります。
17.県としましては、まずは発症2日前以降の濃厚接触者及び接触者の調査を積極的に行い、幅広にPCR検査など必要な検査を実施し、感染拡大の防止に努めてまいります。

 

【県民の皆さん、報道機関の皆さんへ】

18.県民の皆さまにおかれては、これまでもお願いしておりますとおり、県から提供する情報に基づき、冷静な対応をお願いします。

19.個人を特定する行為や、患者さんへの誹謗中傷が拡がったりすれば、その後の事案で、保健所への情報提供や、そもそも感染や症状を名乗り出ることを控えるなどの悪影響が懸念され、かえって、広く感染拡大が県民に及びかねないという状況になることが懸念されます。
20.患者さんの人権を守り、感染拡大を防止するために、個人を特定する行動や、患者さんへの誹謗中傷は許されませんので、厳に謹んでいただきますよう、お願い申し上げます。

21.県では、患者さんの行動歴の公表は、個人の特定につながることがないように、感染拡大を防止するために必要な場合に限っております。
県が公表する情報が具体的でないために、様々な推測や憶測がなされる場合がありますが、県が公表している内容を超える内容は事実とは限りませんので、注意してください。

22.報道機関の皆様には、引き続き、患者さん、周囲の方への配慮、プライバシーを尊重した報道に、ご配慮願います。
23.また、全国的には新型コロナウイルス感染症が拡大傾向にあるなか、県内でも、ここ数日間、感染者の発生が続いております。

24.県民の皆様におかれては、職場や家庭での感染を防ぐため、感染リスクが高まるとして、政府が注意喚起をしている、「5つの場面(飲酒を伴う懇親会等、大人数や長時間におよぶ飲食、マスクなしでの会話、狭い空間での共同生活、居場所の切り替わり)」に注意していただくとともに、

引き続き、
(1)「三つの密」の回避
(2)「人と人との距離の確保」
(3)「マスクの着用」
(4)「手洗いなどの手指衛生」
など、基本的な感染対策に継続して取り組んでいただくよう、お願い申し上げます。

病院説明

病院説明(PDF)

【1.職員について】
・157例目の島根県立中央病院職員について、申し上げます。

・職員は、「出雲市在住」の、「30歳代」の、「女性看護師」であります。

・職員は、12月1日(火)の朝、鼻づまり症状のみで、通常の勤務を行いました。

・職員は、12月2日(水)以降、休暇を取得しており、出勤しておりません。

・12月2日(水)も、鼻づまりが続いたため、念のため、出雲市内の医療機関を受診し、副鼻腔炎と診断されました。

・その後の職員の症状としては、12月3日(木)に37.8℃の発熱がありましたが、翌12月4日(金)には解熱しております。なお、現在は、鼻づまりの症状と味覚の感じにくさ、多少の倦怠感が継続しております。

・明日、感染対策を講じた医療機関に入院する予定で、現在、自宅待機中であります。
【2.発症2日前からの勤務の状況等】

・職員は12月1日(火)に発症しておりますが、その2日前の11月29日(日)からの勤務の状況について、申し上げます。

・まず、11月28日(土)の午後8時15分から翌29日(日)午前9時まで該当病棟で勤務しており、外来では勤務しておりません。また、マスクを着用し、手洗いなどの感染防止対策を取って勤務しました。

・11月30日(日)は休みでしたが、職員健康診断等のために、短時間、病院に出てきておりますが、患者さんとの接触はありません。

・12月1日(火)は遅出勤務でしたので、12時15分から午後9時まで勤務しました。

・12月2日(水)以降は勤務しておりません。

・通勤において、公共交通機関は利用しておりません。

・また、職場以外での行動歴ですが、現在、保健所において調査中です。
【3.発症14日前からの勤務の状況等】

・次に、発症14日前までの行動歴について、把握できた情報について、ご説明します。

・この間、県外への移動歴はありません。

・また、県外の方との接触や行動歴の詳細については、現在、保健所において調査中です。
【4.病院の対応】

・現在、該当病棟への新規入院患者の入院を停止しています。

・本日12月6日(日)の入院患者39名、職員8名について、PCR検査を実施しています。

・明日12月7日(月)以降の診療体制は、当面、通常どおり行います。状況に変化があれば、改めて診療体制を検討します。

・該当病棟に関係する職員100人程度を対象に、明日以降、迅速にPCR検査を実施します。

【5.中央病院における感染予防対策】
(1)職員の感染対策
・職員出入口に自動温度計を設置
・職員は朝パソコンで発熱の有無、咳、喉の痛みの有無を入力医療安全室がその状況を把握し、勤務の要否を検討
・職員個々にアルコール消毒液を所持し、適宜消毒
・三密回避のため職員休憩室を各部署で複数設置
(2)院内の制限について
<職員>
移動の制限
・公私ともに県外への不要不急の訪問はできるだけ避ける。
・県外への私的な観光目的の旅行は不可
会食等について
・会食は4人以下とし、十分な感染対策が取られている店舗
<患者>
外出・外泊について
・医師が必要と判断したら可
面会について
・12/7(月)~面会は全面禁止。病室入室は不可
<業者>
訪問者(業者・関係機関・医療関係者等)への対応について
・業務上必要な場合を除いて禁止。全ての方への健康チェック、県外移動歴・居住歴を確認。
(3)県外への移動歴・居住歴がある、またはこれらの人と濃厚接触のある患者への対応
COVID-19検査の実施について
・入院が必要な発熱患者は原則、抗原検査を実施
入院について
・2週間以内に県外に移動歴・居住歴がある患者は個室にて管理
【6.県民のみなさんへ】

・今回の事例について、現時点においては、院内感染によって発生したものではなく、病院外での接触によるものと考えています。

・明日以降、当面、通常どおりの診療を行います。感染拡大状況を確認しながら、診療制限等を見直します。
県民の皆様には、引き続き安心して受診していただきたいと考えています。

・最後に、人権への配慮のお願いです。

・職員を特定しようとすることや、インターネットやSNSでの誹謗中傷、うわさ話などは厳に慎んでいただき、人権に配慮した冷静な行動をとっていただくよう、お願いします。

 

 

島根県立中央病院における検査結果(157、158例目関連)

1.保健所による検査(疫学調査)【12/6からの累計623名】

・12/141名、陰性でした。

・12/1110名、すべて陰性でした。

・12/103名、すべて陰性でした。

・12/940名、すべて陰性でした。

・12/8447名、すべて陰性でした。

・12/775名、すべて陰性でした。

・12/61名陽性、46名陰性でした。(158例目含む。)

※全ての入院患者及び該当病棟に関係する医療従事者等の検査は終了しました。

※該当病棟を既に退院した患者78人のうち76人の検査が終了しました。残る2名は県外在住者のため、最寄りの保健所への相談を依頼済みです。なお、両名とも健康観察が必要な2週間を既に経過しております。

 

2.保健所が実施する調査以外の、県立中央病院に勤務する者の検査【12/10からの累計1382名】

・12/1444名、すべて陰性でした。

・12/13125名、すべて陰性でした。

・12/12225名、すべて陰性でした。

・12/11545名、すべて陰性でした。

・12/10443名、すべて陰性でした。

※全ての職員等の検査を終了し、陽性者はいませんでした。

 

島根県立中央病院による、関連の検査結果についての報道発表はこちら(外部サイト)をご覧ください。


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薬事衛生課

島根県健康福祉部薬事衛生課
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(事務室は、島根県職員会館1階(松江市内中原町52)にあります)
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