マニュアル架線集材の低コスト化を目指して
~島根県に適した作業方法の提案~
島根県では木を「伐って使って、植えて育てる」循環型林業を推進しています。このうち、「伐って」にあたる原木生産分野では、作業の効率化や作業員の労働負担を軽くするために機械を使って木を伐採します。
急傾斜地にも森林が広く分布しており、高密度な作業道整備が困難な林地も多いため、地形の制約を受けにくい架線系集材システムは有効な集材システムです。しかし、これまでの従来型集材機を使った作業は架設撤去作業に多数の人員を要するとともに、索張りには高度な技術を要するなどコストが高くなるという問題があります。
そこで、より低コストで厳しい森林の条件でも適用可能な架線集材システムを構築するために、当センターでは従来からある架線系機械を使った作業方法(システム)の見直しや、最新の機械を使った作業の実証試験を行いました。そして、これらのデータ等をもとに、このたび「架線集材の低コスト化を目指して~島根県に適した作業方法の提案~」を作成しました。
それぞれの現場に適した架線集材の作業方法が選択され、より低コストで安全な伐採が行われるよう本マニュアル(PDF形式:3.32MB)をご活用ください。
フォーリングブロック式集材
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