地域材を用いた建築部材及び家具・建具用素材の開発研究報告書

 本県のスギ・ヒノキ人工林は約13万haに達し、年々その成熟度は増し、そのうちの約8万ha(4〜8齢級)が間伐を必要とする森林で占められています。しかしながら、間伐実施率は、木材価格の低迷等により平成13年度末で48%にとどまっています。間伐は、健全な森林の育成と森林のもつ公益的機能を高度に発揮するために必要不可欠な作業です。

 そこで、本県では間伐実施率を平成15年度末までに50%に、また、間伐の推進につながる間伐材利用率を43%にする目標を掲げていますが、間伐材利用率は平成13年度末で16%と低迷しています。

 目標達成のためには、今回の技術開発を含めた間伐材の生産から流通・加工・消費に至るまで一体となった利用間伐を推進することが求められています。

 また、コナラ材は広葉樹材の中でも蓄積量が非常に多く、その有効利用が強く望まれています。県産コナラ材の蓄積量は、約989万m3ほどの量がありますが、その用途としては、小径木の場合、大半がシイタケ原木に利用され、また、大径材でも曲りが大きい材は用材として利用するのが不向きであるため、現在はパルプ用のチップにしか利用されていたいのが現状です。そこで、コナラ材を利用した新製品を開発することが、現在急務となっています。

 一方、木材を利用する業界側から見ると、建築業界からは、建築基準の強度に係わる法律や住宅の品質保証につながる法律等から、品質・性能が明確な県産材使用の部材の開発要望が多く、また家具・建具業界では、良質材料の確保が困難となりつつある状況から、県産材を利用した新素材の開発を強く望んでいるところです。

 こうした背景から、本研究は、県産コナラ材及びスギ材を有効に活用し、新技術を駆使した新素材の製造技術の確立と、それらの新素材を用いた家具・建具新製品の開発及び建築部材の開発を行うことを目的としました。

 具体的には、県産コナラ材とスギ材を各種構成パターンで組み合わせた新規な構造用合板及び構造用単板積層材等の素材開発を行い、それらの素材を活用した新製品の開発を行うことです。

 本研究によって開発された新素材及び新製品により、県産コナラ材とスギ間伐材及びスギ一般材の利用促進が図られ、県産材の需要拡大につながることを期待しています。

(「地域材を用いた建築部材及び家具・建具用素材の開発研究報告書」背景と目的より転記)

 

■発行年月 平成15年3月

 

■内容(全61ページ)

 1 背景と目的

 2 研究概要

 3 研究スケジュール

 4 林業技術センターの研究内容

 5 製造コストの評価

 6 産業技術センターの研究内容

 7 まとめ

 8 引用文献、参考文献

 9 研究担当者

 

■入手方法

 本報告書については、若干の余部がございますので、ご入り用の節はお問い合わせください。

 問い合わせ先 TEL0854−76−3825(木材利用科直通)

 E-mail chusankan@pref.shimane.lg.jp

 

 建築・家具

 

お問い合わせ先

中山間地域研究センター

島根県中山間地域研究センター
〒690-3405 島根県飯石郡飯南町上来島1207
TEL:0854-76-2025 FAX:0854-76-3758
Mail:chusankan@pref.shimane.lg.jp
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