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鞄からはみ出た物2013/2/26(火)

天気曇りのアイコン画像

 

 

 いろいろと業務でご協力いただいている、飯南町教育委員会さん。

 

3月3日(日)にセンターを会場として開催される

『しまね子ども読書フェスティバルin飯南』の打合せにいらっしゃいました。

 

その担当者さんの鞄から藁(わら)がはみ出ていました。

「もしかして“とろへい”?」と伺ったところ、そのとおり♪

藁の馬が出てきました。

(写真)とろへい

 

“とろへい”は、飯南町の伝統行事です。

福を届けにやってくる使者(子どもたち)が冬の夜、地域の各家に訪れ、家の人に見つからないように

この藁の馬を置きます。その後、この藁の馬を取りに行くと水をかけられる、といったなんとも珍しい伝統行事です。

福を届けてくれる子どもたちには、お菓子などのご祝儀が用意されています。

 

「1月にNHKのしまねっとニュース、おはよう日本で放送され、これが大好評だったらしく

世界へ向けても放送された!」「あと10年は続ける!」と嬉しそうにお話ししてくれました。

(写真)教育委員会の石飛さん

 

子どもたち、地域の人たちのホントに楽しそうな笑顔が印象的だったそうです。

 

また見せていただいた、この藁の馬の藁は、出雲大社の大しめ縄の藁なんだそうです。

貴重なモノを見せていただきました。

なんだか、縁起がいいですね。

ちなみに“とろへい”、山口では“といとい”というのだそうです。(山口県のセンター職員さんより)

 

 

◇◆◇情報コーディネーターわたなべ◇◆◇

 

 

 

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