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種籾の選2013/3/13(水)

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 塩水選(えんすいせん)。

 

来年度の試験で使用される、お米の種籾選別が始まりました。

種籾には、充実の良いものと悪いものがあり、充実の悪いものは、発芽しにくいため、

試験には使用しません。

どうやって選別するのかといいますと・・・

まずは、食塩水を作ります。

プカプカと浮かんでいるのは、塩水の濃度を測る計測器です。世の中には便利なモノが

ありますね。

(写真)食塩水を作ります

 

お米の種類によって濃度の異なる食塩水をつくるのだそうです。

食塩水が出来上がったら、そこに種籾を入れます。まぜます。浮き上がったものをすくいます。

もう一度まぜまぜ、浮いた種籾をすくいます。なんだか、お料理中みたいに見えます。あく取ってます、みたいな。

(写真)食塩水に種籾を入れます(写真)まぜます(写真)浮き上がったものをすくいます

 

沈んだ種籾のみをとりだして、真水で洗います。十分洗ったら、袋に入れます。

(写真)沈んだ種籾のみを取り出し(写真)真水で洗います(写真)袋に入れます

 

ほぇぇぇ〜!なんと!!この後、脱水機にかけるのだそうです。

そして、陰干し。といった工程です。

(写真)脱水機に!

 

選別手順については、資源環境グループの松本主任研究員に教えていただきました♪

 

作業をしていた職員さんに、昔は、こうやってお米の種籾選別をしていたと聞きました。

食塩水の濃度といいますか比重を判別するには、計測器などなかったので、生卵を入れて判断していたのだそうです。

プカぁ〜っと生卵が浮いたらOKと。ナイスアイディアですね。

お米が出来るまでというのは、本当に手間暇かかっていたのですね。

お米が食べられることに、もっと感謝しなきゃと思いました。

 

 

◇◆◇情報コーディネーターわたなべ◇◆◇

 

 

 

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