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隠岐から"クロマツ"が届きました!!2010/4/22(木)

天気雨のアイコン画像

 

 

 皆さんは"島根県の木"にクロマツが指定されていることを知っていますか?

 

 関の五本松、松江城の老松など県内の名勝、旧跡地には欠かせません。

アカマツと比べて、その堂々とした風格は"雄松"とも呼ばれ、潮風にも強いため出雲平野の

築地松としても有名ですよね。

 

 そんなクロマツですが、建築材料としても優等生なんですよ。

他のスギやヒノキなどの建築用材に比べ、強度があって粘り強く密度が高いのが特徴です。

めり込みにくく、潰れにくい。つまり、傷つきにくくすり減りにくいため、昔から地松として民家の

小屋組に屋根からの重さを支える梁・桁として利用されてきました。

また水の流れるような木目は独特の美しさがあり化粧材としても重宝されています。

 松くい虫の被害により,年々希少材となりつつありますが、隠岐には豊かなクロマツ資源が

残っています。

 

木材利用グループでは、これまで以上に”隠岐のクロマツ”を活用すべく、試験課題を設定しました。

 

素性の良い原木が揃いました。

 

(写真)クロマツ

 

写真は当センターにおいて製材を行っているところです。

 

(写真)製材中

 

これから乾燥試験や強度試験などを行っていきます。

 

(写真)ほれぼれするような仕上がり

 

ほれぼれするような仕上がりですが、研究のため、曲げ試験機にかけなければいけません。

心が痛むなぁ・・・。

 

 

***木材利用グループ石橋***


お問い合わせ先

中山間地域研究センター

島根県中山間地域研究センター
〒690-3405 島根県飯石郡飯南町上来島1207
TEL:0854-76-2025 FAX:0854-76-3758
Mail:chusankan@pref.shimane.lg.jp