令和3年11月24日(水)雨
11月21日(日)、県民の森ふれあい講座「煙とおき火のアウトドア調理体験」を開催し、21名の参加者の皆さんに、「家庭でもできる簡易くん製」と「棒焼きパン」作りを体験いただきました。その中から、くん製作りの様子をご紹介します。
下処理済みのササミ(県民の森のカラスに盗られないように、くん製の先生は1日この場所につきっきりでした)
くん製作りでは3種類の方法を体験いただきました。
くん製作りは温度が大切とのことで、チーズのくん製では、段ボール内が40度になるよう調整しました。段ボールは燃える素材のため、ガスコンロ等の熱源を使わない「スモークウッド」を使って燻します。最後にチーズが本当にスモークチーズになっていた時には皆さん感動されていました。
次に、先生自作のペール缶くん製器での作業を見学しました。脂が出る食材(豚肉など)の時は、ペール缶内に脂の受け皿が設置できるようになっています。
スモークチップ(今回はサクラのチップを使用)を使い、下からガスコンロで加熱すると、すぐに煙が出てきました。くん製器をのせて80度に保ち、約2時間かけて燻します。チップが炭化して煙が出なくなる度チップを入れ替える必要があり手間がかかりますが、その手間をかけることが醍醐味なのだそうです。
フライパンの上に、アルミホイル、スモークチップ、金網、食材をのせて、ガスコンロで加熱します。蓋をして置くだけで一番簡単でしたが、ある程度深さのあるフライパン、サイズのあう丸網、蓋があれば自宅でも手軽にできそうです!蒸気がたまったのか、ウィンナーは少し酸味が出ているものもありましたが、どのくん製も口の中にスモーク独特の風味がひろがり、手間暇かけて出来上がった味を楽しまれました。簡単なものから挑戦して、段々と深みにはまっていってくださいと最後に先生のお話がありました。
講座の様子は、雲南ケーブルテレビ11ch「情報NEXT+Friday」の中で紹介される予定です。
放送予定日:11月26日(金)18時~深夜2時まで(2時間おきに放送)
***県有林管理スタッフ***
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