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樹木医学会で研究発表しました(11月23日)

令和元年12月17日(火)雨

 

 

 11月23日~25日、東京大学で樹木医学会が開催され研究発表しました。

 

 この学会では森林、林業や緑化樹等で発生する樹病、虫害、生理障害などの研究が発表され、議論されています。

 今回は陶山専門研究員がスギのコンテナ苗生産で2018年に激しい被害をもたらした根腐病について発表しました。

1年間の精緻な研究をまとめ、菌類の一種が病原体と推察されたことついて報告しました。今後、接種試験を行って

病気を再現する予定です。

 この病気に関する共同研究のお誘いもあり、この点でも発表した意義がありました。

 

写真1

学会での研究発表

 

 

 なお、学会の翌日には千葉県で現地検討会がありました。この中で、樹齢700年と言われるイチョウの大木の大枝が

台風15号で折れたことについて説明がありました。

 700年の間で経験してこなかった被害が今回の台風で発生したことを考えると、近年の気象変動を感じざるを得ません

でした。

 また、このイチョウの葉は紅葉(黄化)せずに落葉しており、強風によって生理的な異常が生じたものと感じられました。

 

写真2

大枝が折れたイチョウの大木

 

写真3

こちらは、衰弱したサクラの治療の経過について聞いている様子。

 

 

森林保護育成陶山

 

 

 

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