中山間地域は、農林産物の生産や地域住民の生活の場であるとともに、国土保全などの多面的機能を担っています。しかし、過疎・高齢化の進行、また農林業の生産活動の停滞等から、集落機能の維持存続や公益機能の維持保全が困難となりつつあります。
こうした状況を打開・克服し、中山間地域の活性化を図るため、島根県中山間地域研究センターを設置し、地域の調査研究並びに農業、畜産及び森林・林業の試験研究を総合的に実施するとともに、研究成果を活かした研修機会の提供、技術指導、情報提供等を行います。
〔具体的活動〕
(1)中山間地域に係る地域振興や農業、畜産、林業の試験研究を総合的に実施
(2)中山間地域の現場でのサポート活動
(3)研究成果、実践ノウハウの情報発信
(4)各種研修事業の実施
(1)「生命地域」としての中山間地域の再生
中山間地域は、いのちを育むみなもとの地、環境の世紀における先進空間
(2)「分野連携」による総合研究の展開
地域研究、農業・畜産・林業を中心とした総合研究の推進
(3)「住民主動」による地域づくりへの支援
地域住民・団体が主体となった地域づくりへの支援
(1)中山間地域対策に資する研究の展開
中山間地域の地域づくりや産業育成に資する研究を、地域研究、農業・畜産・林業を中心に総合的に実施します。
(2)持続的な社会システムづくりの推進
研究成果の普及・定着を通し、地域住民、企業・団体、自治体等の特色ある様々な取り組みを積極的に支援し、21世紀における持続可能な活力ある中山間地域の社会づくりを推進します。
(3)広域的な地域連携の推進
中山間地域振興を目指し、県内はもとより、中国地方の地域の多様な団体、NPO,自治体、大学等と連携した研究活動を展開します。
《設立までの経緯》
《発足後の歩み》
※農業試験場赤名分場を母体として、地域研究部門を新設し、地域研究課、総合技術科の2課(科)体制でスタート
中山間地域研究センターに林業技術センターと畜産試験場の一部(イノシシ・林間放牧研究部門)を統合
※3部7課(科)、1企画調整担当体制
※3部7グループ、2スタッフ体制
※総合技術部と森林林業部を統合して農林技術部、森林林業育成グループと森林保護グループを統合して森林保護育成グループとし、2部6グループ、2スタッフ体制
※地域研究グループをスタッフ制にし、2部5グループ、3スタッフ体制
※グループ制の課(科)制への変更と、新たに中山間地域支援スタッフを設け、2部5課(科)、4スタッフ体制
※2部6課(科)、4スタッフ体制
※地域研究スタッフを科制にし、2部7課(科)、3スタッフ体制
※中山間地域支援スタッフを廃止し、2部7課(科)、2スタッフ体制
※資源環境科を廃止し、2部6課(科)、2スタッフ体制
※企画振興スタッフに、農技C及び畜技Cから業務職員を配置
令和4年度組織人員体制
《上来島地区》
(1)土地36ha
施設用地4.0ha
苗畑1.2ha
見本樹林1.4ha
試験地等16.9ha
その他12.5ha
(2)建物9,979m2
本館棟(管理棟、研修棟、研究棟)4,908m2
付属施設(作業施設等)5,071m2
《下赤名、下来島地区》
(1)下来島林業試験林12.0ha
《県有林部分》
(1)土地1,706ha
和恵地区(旧赤来町)788ha(県民の森)
頓原地区(旧頓原町)489ha(県民の森)
吉田地区(旧吉田村)398ha(県民の森)
その他地区31ha
※県民の森合計1,675ha
(2)建物534.25m2
木工作業棟230.00m2
林内事務所100.00m2
資材保管庫34.93m2
ポンプ室45.00m2
野鳥観察小屋9.00m2
避難小屋58.32m2
便所、東屋57.00m2
中山間地域研究センター
島根県中山間地域研究センター 〒690-3405 島根県飯石郡飯南町上来島1207 TEL:0854-76-2025 FAX:0854-76-3758 Mail:chusankan@pref.shimane.lg.jp