• 背景色 
  • 文字サイズ 

島根の史跡

出雲玉作跡

出雲玉作跡タイトルバー

【お問合せ先】松江市立出雲玉作資料館(電話番号:0852-62-1040)

 

玉作りのメッカ古代出雲最大の勾玉の里

出雲玉作跡は、玉材の産出地として有名な花仙山の南西裾にあります。遺跡の東側には『出雲国風土記』に「神の湯」と記載のある玉造温泉街が位置しています。昭和44年と46年に発掘調査が実施され、約30棟の玉作り工房跡や多量の関係遺物が出土しました。古墳時代前期から平安時代にかけて、大規模な玉作りが行われていたことがわかったのです。

古墳時代半ば以降、出雲は全国でも有数の玉生産地となります。出雲玉作跡は、出雲における玉作りの中心地だったのです。

izumotamasakusisekikouenn

(出雲玉作史跡公園)

 

勾玉などの出土品

主な生産品は、碧玉・めのう・水晶で作られた勾玉、管玉、丸玉、切子玉などの玉類です。工具は、花崗岩製の外磨き砥石や、結晶片岩製の内磨き砥石、打割用のハンマーストーン、鉄製ドリルなどがみつかっています。

出土した勾玉と砥石

 

出雲玉作史跡資料館

出雲玉作跡のある一帯は、工房跡の保存施設など、建物が復元された出雲玉作史跡公園が整備されています。公園内にある出雲玉作資料館では、遺跡から出土した玉類をはじめとして、様々な遺物を展示しています。

出雲玉作資料館

 


お問い合わせ先

文化財課

〒690-8502 島根県松江市殿町1番地(県庁分庁舎)
島根県教育庁文化財課
TEL 0852-22-5880 FAX 0852-22-5794 
E-mail:bunkazai@pref.shimane.lg.jp