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特別天然記念物コウノトリを見守りましょう

■特別天然記念物コウノトリ

 コウノトリは日本の代表的な大型水鳥で、大型の淡水魚をはじめとする水生生物から、ヘビ、バッタまで、多様なえさを食べる肉食の鳥です。

 日本では、貴重な大型水鳥として、「文化財保護法」によって昭和 31 年( 1956 )に国の特別天然記念物(地域を定めず)に指定されました。

 また、「文化財保護法」のほか、「種の保存法」でも国内希少野生動植物に指定され、保護(捕獲、殺傷、損傷の禁止など)されています。

コウノトリ

【写真提供:雲南市教育委員会】

■コウノトリの保護増殖

 コウノトリはかつて日本全国に生息していましたが、密猟や環境汚染などが原因で、昭和46年(1971)に国内の野生繁殖個体は消滅しました。

 その後、1980年代後半に多摩動物公園やコウノトリの郷公園などで人工繁殖に成功し、平成17年(2005)にはコウノトリの郷公園が野外への放鳥を開始し、コウノトリの野生復帰が実現しました。

 令和元年度現在、日本の野外のコウノトリは約140羽生息しており、北は青森県から南は鹿児島県まで全国各地で飛来が確認されています。

 島根県内ではこれまでに雲南市で営巣・繁殖が行われたほか、松江市、浜田市、出雲市、益田市、大田市、安来市、奥出雲町、川本町、隠岐の島町などで飛来が確認されています。

■繁殖生態

 営巣は主にマツの樹上で行いますが、寺社の屋根や電柱などでも営巣します。一夫一妻でテリトリーを形成して繁殖し、造巣、抱卵、育雛を雌雄共同で行います。

 卵は抱卵開始後 30 日~ 34 日で孵化し、孵化してから 53 日~ 70 日後に幼鳥は巣立ちます。

 島根県雲南市大東町で確認されたコウノトリペアは、令和元年(2019年)は、 2 月中旬に営巣を始め、 3 月上旬に産卵、 4 月上旬に4羽の雛が孵化しました。同町では3年連続で4羽の雛が孵化しています。

 コウノトリ

【写真提供:雲南市教育委員会】

■コウノトリの特徴

 コウノトリは、両翼を広げた大きさが 2 m以上、立った状態の高さが 1 1.1 mある大形の鳥です。

 姿はタンチョウツルやアオサギなどに似ていますが、色合いや大きさが異なります。

 飛ぶときには、首をまっすぐに伸ばして飛ぶ特徴があります。

コウノトリ

【写真提供:雲南市教育委員会】

■コウノトリが飛来したら

コウノトリを見かけたら、次のことに気をつけてください。

 ○コウノトリを驚かせないように優しく静かに見守りましょう。

 ○観察や撮影は150m(車内からは100m)以上離れて行いましょう。

 ○観察するときは、私有地や農地に無断で立ち入ったり、駐車をしないようにしましょう。

 ○2月から7月にかけての繁殖期間は、巣に近づかないようにしましょう。

 ○巣の近くを通る場合には、できるだけ静かに、立ち止まらずに通り過ぎましょう。

 ○コウノトリにえさを与えるのは止めましょう。

■コウノトリがけがをしたり、死んでいるのを見つけたら

 コウノトリが、「文化財保護法」や「種の保存法」で保護されているため、無断で飼育や焼却・埋葬等の処分を行うことはできません。

 けがをしたり、死んでいるのを見かけた場合には、最寄りの市町村役場や教育委員会へ連絡して、対応をお願いしてください。

 また、島根県では教育庁文化財課(0852-22-6611)、環境生活部自然環境課(0852-22-5347)又は農林水産部森林整備課鳥獣対策室(0852-22-5160)までご連絡ください。

<市町村教育委員会住所録>

https://www.pref.shimane.lg.jp/education/kyoiku/iinkai/joho/address_kyouikuiinkai.html

<コウノトリに関する参考資料>

「=コウノトリ飛来時の対応パンフレット=あなたのまちにコウノトリがひらいしたら」(兵庫県立コウノトリの郷公園2015)

コウノトリの郷公園ホームページ  http://www.stork.u-hyogo.ac.jp/(外部サイト)

 

 


お問い合わせ先

文化財課

〒690-8502 島根県松江市殿町1番地(県庁分庁舎)
島根県教育庁文化財課
TEL 0852-22-5880 FAX 0852-22-5794 
E-mail:bunkazai@pref.shimane.lg.jp