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山陰道III

文人、歌人も訪れた万葉の石見路
 中世になって、津和野に吉見氏が城を築き、周防山口に大内氏が本拠地を構えると、石見益田からそれらの地に向かう道ができました。この道が松江・大田・江津・浜田を経てきた道とつながり山陰道となりました。このガイドブックでは江津から浜田、益田へと進み、津和野に入り、野坂峠をこえて長門にいたる山陰道をご紹介します。その距離およそ28里。計算してみると約 112kmです。現在の国道9号で江津・津和野間が約111Kmですので、ほぼ同じ距離となります。 近世の道が“経済的”につくられた道だったことがうかがえます。浜田藩と津和野藩にとっては大切な道でしたが番所も少なく、とくに警備を必要とする街道ではなかったようです。石見を通 る山陰道は、おもに僧侶や歌人といった教育文化関係の人々が旅しました。とくに益田にある高津柿本神社(人丸神社)に詣でる紀行文が何編か残っており、山陰石見路は万葉の人麿を学ぶ人々にとって、魅力的あふれる歴史の道だったようです。しかし、この街道は近世の終わりになると征長戦争の舞台ともなり、歴史の移り変わりを目のあたりに見ることになります。

歴史の道イメージイラスト


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