街路の役割

街路とは都市の中の道路であり、人が歩き、車が走るというのはもちろんですが、人々が集い語り合うコミュニケーションの場を形成するとともに、各種イベントや散歩などを楽しめるレクリェーションの場として市民生活のあらゆる面で広く親しまれる生活の基本的な施設です。街路整備により、ハード面はもちろん、その他目に見えない効果を地域にもたらします。

1.快適な交通空間の確保

都市内における交通渋滞を緩和し、広幅員歩道整備により快適な街づくりに役立ちます。
沿道の施設等への出入、貨物の積み下ろしスペース(荷捌き)としても役立ちます。

整備前の城山北公園線矢印(左から右へ)整備後の城山北公園線(部分供用)

写真(左):整備前(2車線)、写真(右):整備後(4車線)

2車線の道路を4車線に整備したことによって渋滞が緩和されました。

 

▲整備事例:城山北公園線(部分供米子橋付近)

 

2.安心できる街づくり

災害発生時に被災者の避難及び救助のための通路として役立ち、延焼遮断帯としての防災機能としても役立ちます。

また、電線類の地中化により歩道が有効活用できるのはもちろんですが、火災等発生した場合には、スムーズに消火活動を行うことができます。

整備前の松江停車場白潟線矢印(左から右へ)整備後の松江停車場白潟線

写真(左):整備前、写真(右):整備後

無電柱化にすることで、安全で快適な歩道空間になりました。

▲整備事例:松江停車場白潟線(1工区、道路幅員20m)

さらに、道路幅員が12m以上になると延焼停止率が100%となり、万一の際の延焼を防ぎます。

 

グラフ道路幅員別の延焼停止率(阪神・淡路大震災における神戸市長田区の事例)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幅員12m以上の整備中事業箇所一覧
路線名 延長(m) 幅員(m) 所在地
城山北公園線 620 29 松江市殿町、南田
城山北公園線(2工区) 427 29 松江市南田町、学園南
新庄飯田線(3工区) 410 17 雲南市大東町大東
新庄飯田線(4工区) 275 17 雲南市大東町大東
出雲市駅前矢尾線(3工区) 630 27  出雲市今市町、姫原一丁
神門通り線(2工区) 265 12

出雲市大社町修理免、杵築南

中町瑞穂大橋線(2工区) 231 14 出雲市平田町
あけぼの通り線 140 12 江津市江津町
中島染羽線(3工区) 280 19 益田市常磐町

 

3.活力や魅力あふれる街づくり

道路空間がもたらす採光、通風、植栽などにより良好な環境を形成し、魅力ある街づくりに寄与します。

植樹等を施すことにより、大気汚染の緩和、騒音防止等の効果をもたらします。

また、沿道の土地利用の高度化を促し、都市の面的な発展に寄与します。

 

広幅員歩道を利用したパラソルショップおろち祭りでにぎわう

写真:道路空間を活用したイベントの開催状況

▲整備事例:出雲市駅前矢尾線(1工区)

 

seibimaeseibigo

写真(左):整備前、写真(右):整備後

整備後は観光客や沿道店舗が増え、かつてのにぎわいを取り戻しました(整備効果のまとめはこちらから)

▲整備事例:神門通り線

 

企業広告
ページの先頭へ戻る