(主)川本波多線多田トンネル災害対応訓練を実施しました
主要地方道川本波多線は、邑智郡川本町の国道261号から雲南市掛合町の国道54号に至る東西幹線で、県央県土管内の川本町と美郷町を結ぶ重要な生活道路でもあります。
しかし、川本町と美郷町境界付近は、道路が狭小で線形も悪く、車輌同士のすれ違いにも支障をきたし、また、平成30年及び令和2年には、江の川の増水により冠水し、全面通行止めを余儀なくされるなど、道路利用者から早急な道路整備が望まれていました。
このため、通行に支障がある区間を「多田~港工区」としてバイパス工事を進めており、8月2日には、この区間内にある「多田トンネル」を供用開始することとなり、この度、供用開始に先立ち、トンネル内での車両事故及び車両火災を想定した災害対応訓練を実施しました。
実施日時:令和3年7月28日(水)午前10時から11時
実施場所:(主)川本波多線「多田トンネル」川本側坑口付近
参加機関:島根県警察本部・川本警察署・江津邑智消防組合消防本部・川本消防署・川本町・美郷町・島根県道路維持課・県央県土整備事務所
参加人数:52人
参加車輌:13台
非常ボタン押下と非常電話による110番通報
消防車輌(工作車、救急車)の到着
救助活動
油圧救助器具(スプレッダー)、ストレッチャーに身体を固定するバックボード固定器具も使用。
消火活動
訓練終了式
今岡災害対応訓練実施本部長の講評
訓練は、想定よりも早く進行し終了しましたが、消防署の方からは「現場活動は短時間で終えるように心掛けていますから」との言葉。
警察署、消防署の方々の実践さながらの迅速かつ的確な活動状況は、道路を利用する私たちとって非常に心強く、安心して道路を利用できると感じました。
開通前のトンネル内で実施したこの訓練については、工事等でご協力をいただいている、多田トンネル両坑口の自治会のみなさまにも見学をしてもらいました。
道路利用者の立場で見学いただき、こういう訓練に触れることで、安全運転に心掛けていただければと思いました。
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