ダムの管理

  • ダムには洪水調節や水資源の確保など様々な役割があり、その役割を長年にわたり維持管理する必要があります。管理時においては、いざというときにダムの機能を十分に発揮できるように、定期的に点検・整備(職員による日常点検及び定期点検に加え、専門業者による詳細な点検整備)を行っており、機器の劣化状況等に応じた部品交換を行い、設備の健全性を維持しています。
  • 大雨が予想されるとき、ダムには洪水に備えて職員が待機します。このとき、降雨量やダムに流れ込む水によるダム貯水位の変化状況等、様々な情報を監視しています。大雨のときは、ダムに流れ込む水を貯めて川の増水を緩和しますが、大雨により下流の川の水かさも急に増えることがあります。この恐れがある場合は、放送やサイレンを鳴らしますので、すぐに川から上がり、川に近づかないようにしてください。また、気象情報や市町村が発表する防災情報に注意してください。

 

 

ダム管理所の写真操作室の写真警報局の写真警報車の写真

点検状況等の写真

 

 

 

 

【質問】ダムの洪水調節とは?

【回答】あくまでもイメージですが、以下のPDFファイルをご覧ください。

 

【質問】ダムのサイレンが鳴らなければ、川は安全?

【回答】

  • 必ずしも、ダムからの放送やサイレンが鳴らなければ、川は安全というわけではありません。ダムから流れ出る水が急に増えて、川の水かさが急に増えるときに放送やサイレンを鳴らすため、下の図のように、ダムの下流で強い雨が降ると、ダムから流れ出る水が少なくても川の水かさが急に増えることがあります。最近は、局地的な大雨が突然降り出すこと(いわゆる、ゲリラ豪雨)が多くなっています。ダムの放送やサイレンが鳴らなくても、大雨のときは、川から上がったり、川に近づかないように注意が必要です。

 

 

 イメージ図:ダムの下流で強い雨が降ると、ダムから流れ出る水が少なくても川の水かさが急に増えることがあります。

 

 

 

 

ダムの管理設備

ダムの管理設備を説明します。ダム堤体には、ゲート、監査廊等があります。ダムサイトには管理所、ダム下流には水位局・警報局、ダム上流には流木止施設等があります。

ダムの標準断面図(ゲートダム)

ゲートダムは、ゲート操作によりダムからの放流を行ないます。

ダムの標準断面図(ゲートレスダム)

ゲートレスダムは、ダムにゲートがないため洪水を放流する際に、ダム本体の放流口からダムの貯水位に応じて放流されます。
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