図の出典:「よくわかるダムの管理1999」(一財)水源地環境センター
【回答】
ダムは、河川を流れる洪水の一部を貯留し下流への洪水被害を軽減させる役目をもっています。
ただし、ダムの能カを超える大きな洪水が流入した場合には、ダムに貯留する容量がなくなり、このまま貯留するとダムの放流制御等ができなくなり、下流に危険を与えることになるため、ダムヘ流入する洪水をそのまま下流へ放流します(流入=放流)
図の出典:「目で見るダム事業2005」(一財)ダム技術センター
昭和63年7月には、24時間雨量が399mmというかつてない豪雨に見舞われましたが、浜田ダムによる洪水調節と河道改修の効果により洪水被害を大幅に軽減することができました。
川を流れる水は、人々の暮らしと深く係わっています。また、川としての形態や景観を創り出すものでもあり、水辺の生き物を育むなど、いろいろな機能を持っています。ダムは、川を流れる水量が少なくなったとき、貯めた水を放流して川が本来持っている流れをつくり、その機能を正常に保ちます。