【主体性を考えるビジネスゲームセミナー】を開催しました!
変化の激しい今の時代に、社会人に最も必要とされている能力の1つ、「主体性」に関するセミナーを島根県西部地域で働く若手社員の方を対象に開催致しました。
~主体的に働くとはどういうことだろう?~
をメインテーマに、講師には豊田庄吾先生をお招きし、体験型ビジネスゲームセミナーを展開して頂きました。
この「主体性」という言葉ですが、漠然としていてかつ抽象的なものなので、
受講者と豊田先生とで共にテーマを要素分解し、気になるトピックをどんどん掘り下げていきます。
●自ら能動的に考えを深める
●抽象的な概念を自分の仕事や私生活など現在の状況に紐付け、置き換えて、行動に繋げる
●安心、安全だけど必ずすぐに出来る始めの一歩(主体的な行動)を考え、明日から行動する
を目標に、共に学ぶ仲間と積極的に”考えや学び”を深めて頂きました。
※この合同研修会では普段関わる事の少ない異なる会社の若手社員同士が交流を深める場となることも目的としています。
<ご参考>
当校の調査では、入社2・3年目の社員の方に求められる力として、”主体性”と”コミュニケーション”は
例年上位にランクしております。
資料:令和4年9月「西部高等技術校アンケート調査」より
研修会の様子
セミナーのゴールは以下の3つ!
1.組織内での自分の役割を捉え、自ら考え行動できるようになる
2.組織内でのコミュニケーションの取り方を学び、実践する
3.同世代との異業種交流によって、自分のネットワークを広げる
豊田先生は、場を温め受講者の緊張をほぐしながらも、とても考えさせられる”問い”を次々と立てていきます。
受講者も懸命に考えを深めていき、グループ間での対話や相互作用を通して更に学びを深めます。
(毎年きいている事務局の私たちでも、改めて考えさせられる発見がたくさんありました。)
<午前の部>でパズルゲームに取り組む受講者。
ビジネスゲームでは、実践(ゲーム)と考察(行動の振り返り)の繰り返しでセミナーは展開されます。
ゲーム中は様々なイベントが起こり、受講者はその都度「コミュニケーション力」や「柔軟性」、時には「決断力を伴う挑戦」など
社会人として必要とされる能力が試されていきます。
思いがけず良い結果が出たチーム、思っていた結果と違い戸惑いのあったチーム、コミュニケーションが良く取れたチーム、難しかったチーム、
様々だったかと思います。
合い言葉は「connect・before・correct」、まず始めに一番大切なのは”関係性づくり”だと学びました。
みなさんは、ここで学んだことを何に繋いでいますか?
<午後の部>では、LSP(レゴ・シリアスプレイ)を行いました。受講者が「お題」に対しレゴを使ってイメージを具現化し、それについて説明します。
手を動かしながら形づくり、受講者同士で対話することで”考え”が深まっていくようでした。
自分の漠然とした感情や考えを、形にして、言語化して、具体化していく過程の中で、みなさんは深層にある答えに辿り着けたでしょうか?
<研修会の最後に>
参加者皆で輪になって、明日から主体的に行動したいことを1人ずつ発表していきました。
セミナー受講者のお声
【セミナーの内容について】
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今まで主体性がどういうことか考えたこともなかったし、考えようともしませんでした。
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ゲーム全体を通して主体性について楽しく学べました。いろいろな視点を持つこと、行動をおこすことすべてが勉強になりました。
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組織の成功循環モデルが印象的でした。まずは関係構築(コミュニケーション)から!
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自分の欲しい情報は自分で取りに行くことが大切だということが印象的でした。学びに受け身だったことを見つめ直すきっかけになりました。
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自分の立ち位置を再認識できたし、行動を起こすきっかけになった研修会でした。
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2年目で仕事に慣れてきて正直やる気が落ちていましたが、今日の研修会で他の業種の人たちと関わり明日からまたがんばろう!という気持ちになりました。
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関係の質が高いほど仕事も主体性を持って出来ると思った。職場に帰ってそれを活かしたい。
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異業種の方と対面で研修を受ける機会があまり無かったので純粋に楽しかった。自分とは違う考え方を持つ人とこれから関わる機会を増やしていきたいと思った。
最後に
研修会に参加されたみなさまからは、様々なお声を頂き誠に有り難うございました。
この度の研修会では、受講者皆さまが研修会へ積極的に参加していた事や、学びの責任の一端は講師だけではなく自分たちにもあり、
今日の場をどうするのかは自分次第なのだと話していた皆さまのお言葉などが強く印象に残った研修会でした。
そして、今回は5年ぶりに「アフター懇親会」を開催することができ、地元の若手社員の皆さまと楽しく交流できたこと、
改めて御礼申し上げます。
これからも、当校ではみなさまから頂いた貴重なご意見を参考に、”学び”と”仲間作り”を大切にした研修会を主体的に企画して参りたいと思います。
在職者研修担当:三浦・田中
お問い合わせ先
西部高等技術校
島根県立西部高等技術校(浜田駐在) 〒698-0041 島根県益田市高津四丁目7-10 (〒697-0041 島根県浜田市片庭町254(浜田合庁3F)) TEL:0856-22-2450(0855-29-5733) FAX:0856-22-2451(0855-25-5988) E-Mail:seibukotogi@pref.shimane.lg.jp