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文教厚生委員長報告

文教厚生委員長報

平成30年6月定例会(7月6日)

 

 文教厚生委員長報告をいたします。

 今定例会において文教厚生委員会に付託されました議案のうち、既に6月12日に報告いたしましたものを除く議案の審査結果等について報告いたします。

 

 本委員会に付託されました議案は、「平成30年度島根県一般会計補正予算(第2号)」の予算案1件、「島根県病院及び診療所の人員、施設等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」の条例案1件、「専決処分事件の報告及び承認について」の一般事件案2件であります。

 

 これらの議案について、執行部に説明を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれの議案も全会一致をもって、原案どおり可決・承認すべきとの審査結果でありました。

 

 次に、議案の審査過程における執行部からの説明、委員からの質疑、意見等のうち主なものについて報告いたします。

 まず、第73号議案「平成30年度島根県一般会計補正予算(第2号)」についてであります。
委員からは、島根県西部を震源とする地震による建物被害については一部損壊家屋にも財政支援策が講じられたものの被災者には経済的な負担が生じており、就学援助費の対象となる被災者が遺漏なく援助を受けられるよう、市町村と連携を図り県としての対応に努めてもらいたいとの意見がありました。

 また、水道施設・水道水質の維持管理事業費について、県は水道施設の老朽化対策及び耐震化を市町村等の水道事業体と一緒になって考え、技術的な面も含め、しっかりと支援をしてもらいたいとの意見がありました。

 次に、健康福祉部所管の第76号議案「島根県病院及び診療所の人員、施設等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」であります。

 委員から、当面この条例改正による影響はないけれども、地域医療構想における必要病床数見直しの流れの中での法改正であり、十分に資源が整わない中での性急な医療から介護への転換は、質の担保といった面からも今後の島根の医療・介護を考えたときに不安があるとの意見がありました。

 

 次に、請願の審査結果について報告いたします。

 継続審査中の請願については、現状に大きな変化がなく、結論に至る状況にないことから、引き続き「継続審査」とすべきとの審査結果でありました。

 

 次に、報告事項など所管事項調査における質疑、意見等のうち主なものについて申し上げます。

 まず、教育委員会所管事項についてであります。

 執行部から報告のありました「学校におけるブロック塀等の安全確保について」では、委員からは、今年度に入り大きな地震が全国各地で起こっていることからも実施期限を定めるなどして早急に対応すべきといった意見や、ブロック塀を撤去するだけでなく撤去後の安全対策もしっかりと行ってもらいたいとの意見がありました。また、通学路についても安全確保に努めてもらいたいとの要望がありました。

 次に、健康福祉部所管事項についてであります。

 執行部から報告のありました「平成29年人口動態統計(概数)について」及び「平成29年度しまね縁結びサポートセンターの活動実績について」では、委員から、合計特殊出生率2.07を達成するためには、少子化の要因となっている初婚年齢の上昇や未婚率の増加を改善するための議論や調査が必要ではないかとの意見がありました。また、より一層効果のある結婚支援に向け、芸術やスポーツといった様々な分野の活動と組み合わせるなど施策のブラッシュアップを図ってもらいたいとの意見がありました。

 これに対し、執行部からは、結婚・出産・子育ての希望をかなえる社会づくりは島根県総合戦略の柱の一つでもあることから、関係部局と議論を重ね、全庁をあげて取り組んでいきたいとの説明がありました。

 

 以上、文教厚生委員会における審査の概要等を申し述べ、委員長報告といたします。

 



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