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建設環境委員長報告

 

      建設環境委員長報告     平成24年6月定例会

 

 建設環境委員長報告をいたします。

 建設環境委員会に付託されました議案の審査結果等について報告いたします。

 

 今定例会において建設環境委員会に付託されました議案は、第90号議案「知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例(所管分)」の条例案1件及び第96号議案「変更契約の締結について」など一般事件案7件であります。

 

 これらの議案について、執行部に説明を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれの議案も全会一致をもって、原案どおり可決・承認すべきとの審査結果でありました。

 

 次に、議案の審査過程における執行部からの説明、委員からの質疑、意見等のうち主なものについて報告いたします。

 

  まず、環境生活部所管の条例案「知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例」についてであります。

 執行部から、一般旅券の申請受理・交付に関する事務を、10月から奥出雲町へ移譲することになり、これに必要な改正を行うもの、との説明がありました。

  委員から、県の旅券交付の事務は、これで、松江市と雲南市のみを残し移譲されることになるが、県として今後もこの事務を継続するのか、将来的にこの事務はどうする考えか、との質問がありました。

 執行部からは、松江市と雲南市から申し出があれば、権限を委譲することとなるが、両市と条件等について相談することとしたい、との回答がありました。

 

  次に、土木部所管の一般事件案「変更契約の締結について」であります。

 執行部から、(仮称)和久羅トンネル工事と杉ヶ市トンネル工事の変更契約について、トンネルを掘り進めたところ岩盤に当初の想定より多くの亀裂や土砂化している部分があり、トンネルを支える鋼材や薬液注入の追加などが必要となったため、契約の増額変更を行いたい、との説明がありました。

 委員から、両工事とも、工事を進め現場の状況から変更が必要とのことだが、とりあえず発注して変更増しているようにも思われる。事前に岩盤の状況等については調査をしていると思うが、事前の調査をしっかりやれば、このようなことは起こらないのではないか、との質問がありました。

 執行部から、トンネル工事にあっては、設計に必要な情報を得るため、専門家による現地踏査、調査ボーリング、弾性波探査などにより事前調査を行っている。この工事の事前調査で、和久羅トンネルは3,200万円、杉ヶ市トンネルは2,500万円の経費を要した。さらに経費をかければ調査の精度は上がるが、現場の状況を全て把握することは難しいため、ある程度想定により設計することとなる。

 このため、現地の状況から契約を変更し精算することは、一般的なこととご理解いただきたい、との回答がありました。

 

 次に、報告事項など所管事項調査における委員からの質疑、意見等のうち主なものについて報告いたします。

 

 環境生活部の報告事項「審議会等への女性の参画率について」であります。

 執行部から、平成24年3月31日現在の審議会等への女性の参画率は、前年度から1.5ポイント上昇し、41.0パーセントとなり、計画上の目標を達成した、との報告がありました。

 委員から、審議会等への参画率40パーセントについては目標を達成したが、県職員の管理職に占める女性の割合については、目標の7パーセントに対し、5.2パーセントとまだまだ進んでいない。行政に女性の視点を取り入れていくことは必要であり、さらなる、取り組みの強化をお願いしたい、との意見がありました。

 執行部からは、行政に女性をはじめ様々な視点を取り入れることは大切と考えている。これまでも、参画率が低い審議会の担当課からは直接事情を聞き、個々に相談をするなどの取り組みを行ってきた。これからも、男女共同参画の推進について努力をしていきたい、との回答がありました。

 

 以上、建設環境委員会における審査の概要等を申し述べまして、委員長報告といたします。

 

 

 



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