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文教厚生委員長報告

 

       文教厚生委員長報告 平成22年6月定例会(6月22日)

 

 文教厚生委員長報告をいたします。

 文教厚生委員会に付託されました議案の審査結果等について報告いたします。

 

 今期定例会において文教厚生委員会に付託されました議案は、条例案1件及び一般事件案1件であります。

 

 これらの議案について、執行部に説明を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれの議案も全会一致をもって、原案どおり可決・承認すべきとの審査結果でありました。

 

 次に、請願の審査について申し上げます。

 継続審査中の14件について、執行部から状況説明を受け慎重に審査しました結果を申し上げます。

 

 請願第30号「ひとり親家庭への子育て支援策の充実を求める請願」について、請願項目3の「父子家庭向けの手当の創設」については、今般、児童扶養手当法の一部が改正され、父子家庭についても8月分から児童扶養手当の支給対象とされたことから、この項目については採択とすべきとの審査結果でありました。

 

 その他の継続審査中の請願については、いずれも結論に至る状況にないことから、引き続き「継続審査」とすべきとの審査結果でありました。

 

 次に、報告事項など所管事項調査に関連したものについて申し上げます。

 

   まず、健康福祉部所管事項についてであります。

 執行部から、ドクターヘリの平成23年度運航開始に向けた準備を行っているが、この度、ドクターヘリの運航会社が決定したとの報告がありました。

 委員から、島根県の実情にあった運航内容などが提案競技のポイントとなったとあるが、医師等スタッフの搬送等の提案があったのか、今後どうしていくのか、との質問がありました。

 これに対し、執行部からは、ドクターヘリの運航時間内ではそうした対応は今のところできないが、運航時間外で年間ある程度なら対応できるという提案を受けており、今後、運航調整委員会等で具体的な運航方法等について検討していきたいとの回答がありました。

 さらに、ドクターヘリの運航に当たって、医療スタッフは足りているのか。また、現場救急を実施するための離着陸場所等について市町村と十分な連携をとる必要があるのではないかとの質問がありました。

 これに対し、執行部からは、基地病院の一つである県立中央病院では、これまで救命救急部門の医療スタッフを増やしてきており、現在の医療スタッフで対応は可能であること、また、現在、70数カ所ある防災ヘリの場外離着陸場をベースにそれ以外の離着陸場所の必要性等について、市町村と調整の上、検討していきたいとの回答がありました。

 

  次に教育委員会所管事項についてであります。

 委員から、これまで幾たびも指摘してきたところであるが、先月も、教職員の不祥事が発生し、一向に不祥事がなくならない。再発防止策をさらに徹底すべき、との意見がありました。

 これに対し、執行部からは、改めて、法の遵守の徹底を図るとともに、原因の一つともなっている教職員の多忙感への対応として校内の相談体制の確立について指導していきたいとの回答がありました。

 

  また、委員から、性同一性障害の児童や生徒への対応について、文部科学省から学校での対応を求める通知があったが、この障がいについて、まだ十分な理解が深まっていない中で、学校での具体的な対応方法等の指導、研修を行う必要があるのではないかとの質問がありました。

 これに対し、執行部からは、これまでも管理職研修等で性同一性障害について研修を行ってきていること、また、文部科学省の通知を踏まえ、各小中学校、県立学校へは、児童・生徒の心情を十分に踏まえた対応を行うこと、医療機関との連携を図ること等対応方法について通知したところであり、これに基づき適切に対応されるよう指導を行っていきたいとの回答がありました。

 

 以上、文教厚生委員会における審査及び調査の概要を申し述べ、委員長報告といたします。

 

 



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